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(試し読み)うぶな色気「岡野宏のビューティーレッスン さあ、はじめましょうか!」第10回 

40年にわたりNHK美粧部に在籍し、国内外の女優や政治家などのメークアップに携わってきた岡野宏さんが考える「魅力ある人」とは? さあ、一緒に美しさへの一歩を踏み出しましょう。

大人の色気に通じる産毛

セレモニー等でかぶる帽子に薄いチュールが掛かっていると、顔に斜がかかり、輪郭が柔らかな印象になりますが、同様に女性を美しく魅せる効果を持つのが産毛です。皆さんは産毛をどうされていますか?

ピーチスキンの初々しさ

大河ドラマの撮影で十六才の松たか子さんをひと目見たとき、その初々しさに心が躍りました。ピーチスキンという言葉がありますが、桃のようなみずみずしい肌を、キラキラ光る柔らかな産毛が包み込んでいるのです。

お父さまの松本幸四郎さんからいただいたお手紙には、「眉の産毛、もみ上げの柔らかさ、顔全体の産毛、額の輪郭を優しく作る生え際、この状態を生かしてください」と書かれていました。

うっすらと伸びたことも気づかれないような産毛ですが、そる、そらないで印象が変わることを幸四郎さんはご存じだったのです。

産毛をそらないナチュラル派

産毛は乳液、化粧水をため、水分の蒸発をゆるやかにし、肌をみずみずしく、そして包み込んで守る役目をしています。

産毛がある顔は、手を加えていない初々しい自然なイメージになりますが、松さんがまさにそうで、お父さまはその印象を壊したくなかったのでしょう。そらずにそのままにするのは、ナチュラルな雰囲気を好む人に似合います。……

本誌にはこの続きに加え、「そると大人の印象に」「心をなでる産毛」「今月のレッスン」が掲載されています。

イラスト: Ⓒ K’s color atelier

二月号表紙
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記事DATA

岡野宏 

岡野宏先生

1940年、東京生まれ。テレビ白黒時代よりNHKアート美粧部に在籍。40年以上にわたり、国内外の俳優だけでなく、田中角栄をはじめとする歴代総理、松下幸之助、本田宗一郎、盛田昭夫などの経営者や、川端康成、司馬遼太郎などの文化人まで、延べ11万人のメイクやイメージづくりを行う。“「顔」はその人を表す名刺であり、また顔とは頭からつま先までである”という考えのもとに行うイメージづくりには定評があり、吉永小百合の代表作となった「夢千代日記」のメイクや市川海老蔵のデビューイメージ指導も担当。NHK大河ドラマ、紅白歌合戦等のチーフディレクターを務め、2000年にNHK退所後は、キャスターや政治家、企業向けにイメージアップの研修や講演活動などを国内外で行っている。選挙ポスターを担当した議員は必ず当選すると言われ、「縁起がいい」と美濃部亮吉元東京都知事から記念撮影をねだられたこともある。著書に『一流の顔』(幻冬舎)、『渡る世間は顔しだい』(幻冬舎)、『トップ1%のプロフェッショナルが実践する「見た目」の流儀』(ダイヤモンド社)、『心をつかむ顔力 コンプレックスを強さに変える法則』(PHP研究所)等。