web-201809-連載 釈党首田村さん

「聞こえないということを、 言い訳にはしたくない。」幸福実現党党首 釈量子の挑戦魂対談 第2回

本誌で連載を持つ幸福実現党の釈量子党首が、聴覚障害者として世界で初めてエベレストへの登頂を果たした山岳アスリートの田村聡さんと対談。「挑戦魂」がほとばしる対談を全3回でお届けします。

政教分離の意味が誤解されている

田村(以下、田) 党首としてご活躍の釈さんには、いろいろとご苦労もあると思います。

 そうですね。「国づくり」に向けてのチャレンジは、個人の努力だけではなく、多くの方のご支持が必要です。なにより、幸福実現党の父・大川隆法総裁の理想を、まだ実現するに至っていないという忸怩たる思いでいっぱいです。

 ただ、最近は各地で地方自治体議員が活躍し、議員団も発足して研鑽を積んでいます。田村さんの山登りのキャリアでいうと、国内の手頃な山が登れるようになってきた、という感じでしょうか。

 宗教が政治に関わるということに、あまり良くないイメージがあるんでしょうか。

 戦後、GHQによって「政教分離」がなされてから、政治と宗教は分かれていないといけない、という固定観念ができてしまいました。しかし正確には、「宗教が政治に関わってはいけない」のではなく、「信教の自由を政治が奪ってはいけない」という規定です。

 これは普遍的な考え方であって、例えば、中国共産党政権下で、今、数多くの教会が破壊され、信仰者が恣意的に逮捕・監禁されています。こういう場面で信仰者の側が国家に対して主張できるのが「政教分離」なのです。

 あと、日本ではマスコミが宗教を報道しないので、それに対するチャレンジも続いています。これも最近は、だいぶ変わってきました。政治はお一人おひとり、一軒一軒回ってご支持を集めるのが基本なので、全国の仲間とともに努力を続けているところです。

最後に得られる達成感が好き

 「宗教だから自分とは関係ない」と思う人もいると思いますし、残念ですね。幸福実現党の政策のベースにある、「体に障害があっても魂は健全だ」という考えは素晴らしいと思います。そうした宗教的な真理をお伝えして、多くの方に理解していただけるといいですよね。

 おっしゃる通りです。「人は皆、神仏の子」という霊的人生観があれば、差別はあり得ません。それどころか、障害がありながら力強く生きていくその姿は、人生で何が大切なのかを教えてくれる、先生役でもあると思います。田村さんの功績も、本当に多くの方の励ましになりましたよね。

 聞こえないということを、言い訳にはしたくないんです。確かに私は聴覚に障害がありますが、人としては皆さんと同じです。やりたいこともあるし、夢も持っています。夢を持つことはいちばん大事だと思っています。頑張れば誰でも大丈夫。努力はとても大事だということを、発信していきたいですね。

 耳が聞こえても、夢や志を持つこともなく、漫然と生きている人が多い中、田村さんは、やりたいことを決めて、一つひとつ困難を乗り越えてこられた。まさに、チャレンジの人生ですね。

 成功すれば満足感があります。そうやって一つひとつ、できるところから積み上げて、最後に得る達成感が私は好きなんだと思います。

【対談者】山岳アスリート・田村 聡

1965年、東京都立川市生まれ。生まれつき聴覚障害を持つ。山好きの父と叔父の影響で13歳から登山を始める。高校までろう学校に通い、専門学校卒業後、会社員を経て2007年、山岳アスリートに。2016年、聴覚障害者初のエベレスト登頂に成功。

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記事DATA

釈量子 

幸福実現党党首

1969年11月10日、東京都小平市生まれ。國學院大學文学部史学科卒業後、大手家庭紙メーカー勤務を経て、1994年に宗教法人幸福の科学に入局。学生局長、青年局長、常務理事などを歴任。幸福実現党女性局長などを経て、2013年7月幸福実現党党首に就任。

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