子育て110番_201807

「子供の知的好奇心の発芽を大事に育てましょう」子育て110番 vol.84(試し読み)

「私の子育て、これでいい?」――子育て中のママたちは、毎日が試行錯誤の連続です。そんなママたちに、大切な子育てのヒントをお届けします。

だいちゃんの〝タウマゼイン〟

1歳9カ月のだいちゃんは、私と目が合うと必ず「ニヤァ」と笑って突進してきます。私は、野球のキャッチャーがミットを引きながらボールを受け止めるように、かわいい頭をふわりと受け止め、おめめを覗き込んで「エアコン?」と聞くと、彼は目と鼻の穴を倍ぐらいに開いて息を吸い込みます。

期待に胸をふくらませる彼の手を引いて、エアコンのスイッチがある壁ぎわまで一緒に歩き、抱き上げてエアコンのスイッチを押させてあげます。彼は、運転ボタンが点灯してグリーンに光るのを確認すると、じーっと天井を見上げて、エアコンの4枚の羽がゆっくり開くのを20秒以上真剣な目で見つめます。

エアコンのスイッチを押すとエアコンが作動する。大人にとっては当たり前でも、1歳9カ月のだいちゃんにとっては大発見です!

昔々、古代ギリシャにタレスという哲学者がいました。彼は、「自分の推測通りなら、今日、日食が起きるはずだ」と考えて、水たまりに映る太陽をじっと観察して待ちました。やがて水たまりの太陽が少しずつ欠け、本当に日食が起きました。まだ今日のような天文学がなかった時代のことです。

この時のタレスの驚きを「タウマゼイン」と言います。「知的探究の始まりにあるものすごい驚き」を表す言葉です。……

本誌には他に以下のような内容が掲載されています
・子供の知的好奇心の育て方
・子供がハサミに興味を示したら

 


 
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記事DATA

奥田敬子 Keiko Okuda

早稲田大学第一文学部哲学科卒業。現在、幼児教室エンゼルプランVで1~6歳の幼児を指導。毎クラス15分間の親向け「天使をはぐくむ子育て教室」が好評。一男一女の母。