web-201807-油井さん

雨の日には好きなポイントを探す<希望の洋服店 M SELECT>Vol.21【試し読み】

「パートナーをもっと美しくオシャレにしたい」――そんな女性たちの願いを叶えるファッションコラム。メンズファッション業界の裏側を知り尽くした油井誠氏が、女性読者とそのパートナーのファッションセンスUPをお手伝いします。
 

鏡の前でひたすら毛流れ直しの男性にはブーイングしたくなります(水鏡に映る自分に恋したギリシャ神話のナルシスなら、水仙に変わるところですが)。逆に、鏡を見る習慣のない人も困りもので、自ら気づいてくれないと言いにくいこともあります。それはさておき、水は真実を映す鏡で、形や言葉を記憶するという説があります。特定の言葉を貼ったグラスの水滴を凍らせると、ポジティブな言葉は美しい結晶に、ネガティブだといびつな形になるのだとか。水が言葉を記憶するなら、雨の日こそ前向きな思いを出さないと大地が汚れそうですね。ましてや身体は7割が水でできているので、暗い思いは体内環境を悪化させてしまうかもしれません。

 雨の日といえば、困るのは靴ですよね。女性は長靴型レインシューズもかわいいし、シューズカバーなどもありますが、男性の革靴に雨は大敵です。皮靴には、靴屋さんで売っている撥水スプレーや防水ワックスで、必ず事前プロテクトを。ぬれてしまったら新聞やティッシュを詰めて湿気を取り、オイルを塗ってシューキーパーで型崩れを防ぎましょう。底が立体ゴム製のビブラムソールなら雨に強そうですね。……

アユハ2018年7月号表紙 (590x800)
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記事DATA

油井誠 Makoto Yui

長野県生まれ。関西外国語大学外国語学部英米語学科在学中にアメリカへ留学。卒業後、セツモードセミナーで絵と服飾デザインを学び、編集記者、ファッションモデルエージェントを経てファッション業界へ。メルローズのプレスを皮切りに、Men’s Melrose、TAKEO KIKUCHI、パーリーゲイツのメンズデザイナー、伊勢丹研究所のメンズコーディネーター、ラコステのメンズMDチーフ、リーバイ・ストラウスジャパンのバイヤー、MDプランナーなどを務める。現在はフリーランスとして活動中。