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「芸術で魔を追い払うことはできる?」美と降魔について 第3回【試し読み】

2017年9月7日、東京都・幸福の科学 特別説法堂で説かれた法話から抜粋してご紹介します(全4回)

愛の表現としての美

前回は、「美」について、〝天上の美〟を表現している場合は多少の魔除けになるものの、一方で〝外面的な美〟は執着のもとになりやすく、魔に狙われる隙になるので注意しなければいけないという話をしました。
 
ただ、別の面もあります。長い歴史のなかで、人類が進歩し、発展していくのは、知恵として便利なものを求めていく心があるからです。それと同時に、「世の中を多少なりとも美しくしていきたい」「住みやすくしたい」というような、〝愛の表現の一つとしての美しさ〟というものもありえるだろうと思います。
 
ですから、私は化粧品会社がすべて“悪魔の支配下にある”と思っているわけではありません。化粧品会社が頑張ることによって、お金はかかりますが、普通以下の人が普通に、普通の人は普通以上に、普通以上の人は超美人に〝化ける〟ことが可能になります。服なども同じように〝美人に見せる効果〟があるのです。また、近代では香水や装飾品なども発達しています。そうしたものにも美しく見せる効果はあるでしょう。
 
それらは、その人の魂を堕落させない範囲内で機能するかぎり、世の中の交流を円滑にしたり、人間関係をよくしたりすることにもつながります。また、人間は動物としての属性も持っているので、子孫を繁栄させていくために、社会生活をしていく上での知恵として機能している面もあるでしょう。
 
私の若いころでも、美人さんたちは〝悟って〟いるところがあり、「美人にはお金がかかるのよ」とはっきり言っていました(笑)。私はよく分かりませんでしたが、そういうものらしいです。
 
ですから、美人になりたかったら、お金持ちと結婚しなければ駄目なのだそうです。顔や髪、指、爪などの手入れや、体型を維持したり、食べ物や化粧品、服、宝飾品類等を買ったりすることなど、いろいろと考えると、やはり美人にはお金がかかります。そのように言っていましたが、そうかもしれないなという気がします。
 
そのため、女性はだんだん綺麗になってくるのです。私の大学時代の経験でも、このようなことがありました。公立高校、都立高校あたりにすっぴんで通っているときは平均レベルにはいかなかっただろうと思われるくらいの女子に、男が何人か群がっていました。それを見て、彼女と同じ高校を卒業した同級生が「びっくりした」と言っていたのです。それは、全体のレベルが下がったことによって相対的に上がった面と、化粧や服などが多少自由化されたことによって、そうなる面があるのでしょう。
 
今は東大などでも女子高からだいぶ入ってきているので違うとは思いますが、私たちのころは、東大女子はまだ誰もお化粧などしていませんでした。お化粧をしたりしたら、突然、男が群がってくるのです。「当然、女性は求めているものだ」と思って、ブンブンと男が何十人も集まってくるので、お化粧は決してしません。みんな、男を避けるために、蚊取り線香代わりにお化粧をしないで歩いていました。どうやら、お化粧をしたら、「オッケー」という意味に見られるということだったらしいのです。ただ、場所によって、少し相対化はあると思います。

 

美によって降魔を成すには

 

現代では、「かつてのお姫様の美しさ」と、「男性と伍していけるぐらいの頭のよさ」を持っている女性が尊敬されるので、今の〝お姫様〟というか〝シンデレラ〟は、ニュースキャスターのような方ではないかと言われています。美貌と知性、そして、たいていは語学力まで伴っていることが多いです。そういう方が出てきていますが、一万人に一人ぐらいではないかと言われています。現代的には、そういうものがかっこいいと言われるようです。
 
ただ、降魔にはなかなか結びつかないものが多く、この「美と降魔」というテーマはかなり厳しいと思います。強いて言えば、美によって降魔を成すのであれば、天上界の美をできるだけ反映しようとする心を持つことが大事だと思います。

 

天上界の美の様相

 

天上界に美はないのかというと、ないことはありません。この世では、安い袈裟衣を着ていたり、布切れを一枚か数枚巻いたりしたような姿をしている預言者や、神の代理人と言われていたような方々が、天上界に還ったら、王冠をかぶったり、ダイヤモンドのついた玉座に座ったりしているということは観察されていることではあります。あの世に行けば、それなりの姿になるようです。
 
あの世では、地獄界だけでなく天上界でも、四次元、五次元、六次元あたりの下層から上に上がっていくと、それにつれて、だんだん眩しくなってくるというか、眩い感じになってきます。だんだん顔がはっきり見えないぐらい眩しくなってくるのです。ある意味でのオーラが強くなってきて、顔がはっきり見えなくなってくるぐらいの強い光になってきます。それは、この世的にも値打ちがあるといわれる金(ゴールド)の色だったりします。
 
もちろん、ダイヤモンドとか、それ以外の宝石や宝飾品もちゃんと存在しています。
 
実は、宝石類になっているような鉱物も霊的生命を持っています。人間や動物たちのような短い生命ではなく、もっともっと永い生命を持っているのです。地層のなかで圧縮されてでき上がってくるくらいのときが〝誕生〟です。それから何百万年もかかって、ダイヤモンドの結晶や、その他の金塊など、いろいろなものになり、さらに細工されて使われていきます。そのようなかたちで、永い生命を持っています。生命体そのものではありませんが、鉱物としての生命はあるということです。
 
そういう意味で、一定の機能を持っています。例えば、ダイヤモンドと石炭は、成分は同じですが、ダイヤモンドをつくるには、すごい圧力をかけて圧縮していかなければいけません。その過程で、ダイヤモンドは一定の機能を果たす目的を持って生まれてくるのです。
 
天上界にも、そうした飾りもあれば、美しい神殿もあります。それらによって、荘厳さを示しているところはあると思います。……

大川隆法 Ryuho Okawa

幸福の科学グループ創始者兼総裁

幸福の科学グループ創始者 兼 総裁。1956(昭和31)年7月7日、徳島県に生まれる。東京大学法学部卒業後、大手総合商社に入社し、ニューヨーク本社に勤務するかたわら、ニューヨーク市立大学大学院で国際金融論を学ぶ。81年、大悟し、人類救済の大いなる使命を持つ「エル・カンターレ」であることを自覚する。86年、「幸福の科学」を設立。信者は世界100カ国以上に広がっており、全国・全世界に精舎・支部精舎等を700カ所以上、布教所を約1万カ所展開している。説法回数は2800回を超え(うち英語説法120回以上)、また著作は30言語に翻訳され、発刊点数は全世界で2400書を超える。『太陽の法』(幸福の科学出版刊)をはじめとする著作の多くはベストセラー、ミリオンセラーとなっている。また、映画「心に寄り添う。」(ドキュメンタリー・2018年5月公開)、「さらば青春、されど青春。」(実写・同年5月公開)、「宇宙の法-黎明編-」(アニメ・同年10月公開)、「僕の彼女は魔法使い」(実写・2019年公開)など、15作の劇場用映画を製作総指揮・企画している。ハッピー・サイエンス・ユニバーシティと学校法人 幸福の科学学園(中学校・高等学校)の創立者、幸福実現党創立者兼総裁、HS政経塾創立者兼名誉塾長、幸福の科学出版(株)創立者、ニュースター・プロダクション(株)会長、ARI Production(株)会長でもある。

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