web-201804-油井さん

(試し読み)心の振り子に振り回されないために<希望の洋服店 M SELECT>Vol.18

「パートナーをもっと美しくオシャレにしたい」――そんな女性たちの願いを叶えるファッションコラム。メンズファッション業界の裏側を知り尽くした油井誠氏が、女性読者とそのパートナーのファッションセンスUPをお手伝いします。

日本の春は出会いと別れの季節です。受験、卒入学、就転職など、人生の岐路に立つ人も多いもの。すべてが相対的なこの世界では、若いころはとくに、幸せと不幸せ、光と闇の間を振り子のように揺れ動く心が定まりません。まだ「人間万事塞翁が馬」という言葉を知らなかった青春時代の自分に、「現象に一喜一憂せず、努力という習慣を友に淡々と生きていけ」と、伝えられたらよかったのにと思います。

本格的な春が待ち遠しい季節ですが、今月はセーターの話です。冬物セールでは、春にも着られそうなアイテム選びを。冬のニットはインナーになるので、アウターなしでセーターを楽しめるのは、実は早春と晩秋です。カーディガンとコートを合わせた「コーディガン」と呼ばれるロングニットも、冬は風を通すので寒すぎます。頬をなでる風がちょっと肌寒いぐらいの春先がちょうどよいのです。……

4月号表紙アイキャッチ
続きは本誌へ
記事DATA

油井誠 Makoto Yui

長野県生まれ。関西外国語大学外国語学部英米語学科在学中にアメリカへ留学。卒業後、セツモードセミナーで絵と服飾デザインを学び、編集記者、ファッションモデルエージェントを経てファッション業界へ。メルローズのプレスを皮切りに、Men’s Melrose、TAKEO KIKUCHI、パーリーゲイツのメンズデザイナー、伊勢丹研究所のメンズコーディネーター、ラコステのメンズMDチーフ、リーバイ・ストラウスジャパンのバイヤー、MDプランナーなどを務める。現在はフリーランスとして活動中。