web-201802-幸福論

【試し読み】子連れ再婚で家族の絆を深めるには

2011年7月1日に東京都・総合本部で説かれた法話「離婚多発時代の心構えについて」の質疑応答から抜粋してご紹介します。

質問:再婚や再々婚をされる方が非常に増えているなか、子連れ同士で再婚されるケースも多々あります。その際、自分の子供と相手の連れ子とを上手に育てていくための心構えを教えてください。また、自分の子として、相手の子供とどのように付き合っていけばよいのか、新しく家庭を築き上げていく上でのアドバイスをご教示ください。

血のつながりだけでうまくいくというわけでもない

今まで知らなかった人同士が家族になるというのは難しいことではあるでしょう。やはり、好き嫌いが出ますし、相性がよいか悪いかという問題もあります。例えば、子連れでの再婚だと、相手と自分の子供との相性が合う場合と合わない場合があるでしょう。さらに、そちらがうまくいったとしても、相手に連れ子がいた場合、自分と合うかどうかという問題もあるのです。そうすると、関係は非常に複雑なものになってきます。

ただ、今はもう、血のつながりや、「昔、お腹を痛めた子だから」というだけでは通用しない世の中になってきています。そういったことを強調すると、現代の人たちはよけい嫌がる傾向があるのです。「お腹を痛めて産んだのだ。大変だったのだ」ということを一生懸命に言うと、子供のほうは、とても大きな借金を背負わされて、それを恩着せがましく言われているようで、むしろ、どんどん離れていく傾向があります。言えば言うほど離れます。母親に一生懸命、繰り返し繰り返し、どれほど大変だったかということばかり言われると、聞きたくないので、だんだん逃げていき、あるいは遠ざかっていくのです。

そういうこともあるので、血縁、あるいは自分が産んだということが必ずしも有利に働くとは言えないところがあります。逆に、養子、あるいは義理の親子であっても、うまくいく場合もあるのです。

義母に育てられたナポレオン・ヒルと仏陀

例えば、最近では、『成功哲学』を書いているナポレオン・ヒルという方がいます。彼は、アンドリュー・カーネギーに学び、アメリカの成功者五百人ぐらいを二十年もかけて取材して回り、その成功の秘訣をまとめました。それで自分自身もかなりの大金持ちになったのですが、この方のお父さんは再婚をされています。

そのため、最初はすごくショックだったようです。けれども、新しいお義母さんは、とてもいい人で、「人間は努力して、頑張って勉強しなければいけない」と励ましてくれる方でした。自分自身が産んだ子でもないのに、ナポレオン・ヒルのために、一生懸命働いて、学資をつくって、学校にやってくれたりしたのです。それで彼は、その義理の母との出会いが自分をつくったということを感謝して書いています。そういうこともケースとしてはあるのです。

仏陀も、義理の母に育てられています。なぜ出家したのかということについて詳しくは説明されていないかもしれませんが、仏陀教団にその義理の母も引き取っています。そういうケースもあります。それが新しい思想を生み出したりすることも、なきにしもあらずなのです。

春秋に富む時期に、浮き沈みや陰影が人生に影響を与えることがあったとしても、もともとそういう〝光りもの〟というか、筋のいい金製品みたいな人物は必ず出てくるものだと思います。

ですから、逆に、血がつながっていないからこそ、その恩を感じるということもあるということです。してくれたことに対して恩を感じて、真っ当になることもありえるのです。

人間としての器を磨くチャンス

修道女や、そういう類の人たちは、孤児院などを経営していることも多いです。また、自分の子でもない、どこの誰の子かも分からないような子を集めて、母親代わりに育てているところもあります。自分の産んだ子ではない子とも親子関係を結べるということは、そういう人たちの心にも近いものがあるでしょう。……

大川隆法 Ryuho Okawa

幸福の科学グループ創始者兼総裁

幸福の科学グループ創始者 兼 総裁。1956(昭和31)年7月7日、徳島県に生まれる。東京大学法学部卒業後、大手総合商社に入社し、ニューヨーク本社に勤務するかたわら、ニューヨーク市立大学大学院で国際金融論を学ぶ。81年、大悟し、人類救済の大いなる使命を持つ「エル・カンターレ」であることを自覚する。86年、「幸福の科学」を設立。信者は世界100カ国以上に広がっており、全国・全世界に精舎・支部精舎等を700カ所以上、布教所を約1万カ所展開している。説法回数は2800回を超え(うち英語説法120回以上)、また著作は30言語に翻訳され、発刊点数は全世界で2400書を超える。『太陽の法』(幸福の科学出版刊)をはじめとする著作の多くはベストセラー、ミリオンセラーとなっている。また、映画「心に寄り添う。」(ドキュメンタリー・2018年5月公開)、「さらば青春、されど青春。」(実写・同年5月公開)、「宇宙の法-黎明編-」(アニメ・同年10月公開)、「僕の彼女は魔法使い」(実写・2019年公開)など、15作の劇場用映画を製作総指揮・企画している。ハッピー・サイエンス・ユニバーシティと学校法人 幸福の科学学園(中学校・高等学校)の創立者、幸福実現党創立者兼総裁、HS政経塾創立者兼名誉塾長、幸福の科学出版(株)創立者、ニュースター・プロダクション(株)会長、ARI Production(株)会長でもある。

大川隆法公式サイト