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【試し読み】Interview: 映画「猫が教えてくれたこと」監督/製作 ジェイダ・トルン「猫はどうやら、自分たちや人間よりも大いなるものが 存在すると気づいているようなんです。」

アメリカ映画史上3位を記録した、イスタンブールの猫ドキュメンタリー

西洋と東洋の文化や歴史が交差する古都イスタンブール。街を闊歩する野良猫の姿から「猫の街」としても有名なこの地で、人間とたくましく共生する猫たちを追い、外国語のドキュメンタリー映画としてアメリカ映画史上3位を記録した「猫が教えてくれたこと」が、いよいよ日本公開となった。

自身も大の猫好きと公言しているジェイダ・トルン監督は、本作を「自分たちが観たい映画を創りたかったんです」と語る。猫たちのリサーチに3カ月、撮影にはさらに3カ月を要したという。

「リサーチで35匹の猫に絞りました。ただ、いざ撮影が始まると、野良猫なのでその場所にいないことも多くて。最終的に撮影できたのは19匹でした。その中で映画として使えたのは10匹のストーリーで、編集した結果、最終的に7匹分が選ばれました。私は猫と時間を過ごすと、だいたいどの猫のことも好きになってしまうので、選ぶのはとてもたいへんだったんです。特にこの猫たちには思い出もあり、皆大好きだったので」……

本誌では他に以下の内容が掲載されています。
・人と猫との共存の原点は無類の猫好きだった開祖ムハンマド
・人よりも先にトルコに住んでいた猫たち
・人よりも先にトルコに住んでいた猫たち


「猫が教えてくれたこと」

シネスイッチ銀座ほか 
全国順次公開中

監督:ジェイダ・トルン 出演猫:サリ、ベンギュ、アスラン・パーチャシ、サイコパス、デニス、ガムシズ、デュマン 配給:アンプラグド 2016年/トルコ/79分

“猫の街”トルコ・イスタンブールで交差する人と猫との物語を地上10センチメートルの“猫目線”などを駆使して伝えるドキュメンタリー。7匹の猫と人間との温かな交流が描かれる。

©2016 Nine Cats LLC

猫が教えてくれたこと

アユハ2018年1月号表紙アイキャッチ
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記事DATA

ジェイダ・トルン Ceyda Torun

トルコ・イスタンブールに生まれ、幼少時代を野良猫とともに過ごす。11歳で家族とヨルダンに移住。高校生のときにアメリカ・ニューヨークに移り、ボストン大学で人類学を学ぶ。イスタンブールに戻り、レハ・エルデム監督のアシスタントを務めた後、ロンドンでプロデューサーのクリス・オーティの下で働き、アメリカで撮影監督のチャーリー・ウッパーマンとともにターマイト・フィルムズを設立。監督初の長編ドキュメンタリーである本作はアメリカで公開された外国語ドキュメンタリーで歴代3位の大ヒットを遂げ、イギリスやスウェーデンなど世界20カ国以上で公開予定。