web-201712-連載 岡野先生

【試し読み】キラキラと余韻「岡野宏のビューティーレッスン さあ、はじめましょうか!」第8回   

40年にわたりNHK美粧部に在籍し、国内外の女優や政治家などのメークアップに携わってきた岡野宏さんが考える「魅力ある人」とは? さあ、一緒に美しさへの一歩を踏み出しましょう。

キラキラでトラブルカバー

慌ただしい年末は、顔にトラブルを抱えがちです。肌の調子が優れないとき、メークでカバーしようとすると、かえって不自然な仕上がりになることもあるでしょう。そんなときは、顔のそばにゆらゆらキラキラ光るものを身につけるのが効果的です。

浅丘ルリ子さんの顔に吹き出物ができたとき、チェーンの先にダイヤがぶら下がったイヤリングをつけてもらいました。

「ニキビなんてめったにできないのだけれど」
ルリ子さんの顔は曇っています。

「大丈夫です。メークで隠すより、効果がありますよ」
彼女が観客の前に現れると、ダイヤが陽の光りを散らしました。「かわいい」と言う声に混じり「キラキラしてきれいねー」と聞こえたらしめたもの。目的達成です。晴れやかな顔で撮影に臨まれました。

ニュースキャスターは、画面上ゆらゆら光るイヤリングは身につけないことになっています。視聴者が気になり、ニュースに入っていけないからです。もし、キャスターがそれらをつけていたら顔をよく見てください。どこかにトラブルを見つけることができるでしょう。

〝勝った〟〝負けた〟にしない

キラキラ光るものを身につけると、自らが輝いているようで気分も上がります。ただ、度が過ぎると反感を持たれかねません。

数年前、料理研究家の王馬煕純さん主催の会にゲストとして呼ばれました。女性参加者たちは、ありったけのアクセサリーを身につけてきたようで会場はきらびやかです。そのような中、王馬さんと安倍昭恵首相夫人に挟まれた私の席は、浮き足立つような会場の中で、ふっと落ち着ける場所でした。
……

本誌では他にも、この続きと以下のお話が掲載されています。
・自らを光らせる
・余韻が心をニュートラルにする

イラスト: © K’s color atelier

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岡野宏 

岡野宏先生

1940年、東京生まれ。テレビ白黒時代よりNHKアート美粧部に在籍。40年以上にわたり、国内外の俳優だけでなく、田中角栄をはじめとする歴代総理、松下幸之助、本田宗一郎、盛田昭夫などの経営者や、川端康成、司馬遼太郎などの文化人まで、延べ11万人のメイクやイメージづくりを行う。“「顔」はその人を表す名刺であり、また顔とは頭からつま先までである”という考えのもとに行うイメージづくりには定評があり、吉永小百合の代表作となった「夢千代日記」のメイクや市川海老蔵のデビューイメージ指導も担当。NHK大河ドラマ、紅白歌合戦等のチーフディレクターを務め、2000年にNHK退所後は、キャスターや政治家、企業向けにイメージアップの研修や講演活動などを国内外で行っている。選挙ポスターを担当した議員は必ず当選すると言われ、「縁起がいい」と美濃部亮吉元東京都知事から記念撮影をねだられたこともある。著書に『一流の顔』(幻冬舎)、『渡る世間は顔しだい』(幻冬舎)、『トップ1%のプロフェッショナルが実践する「見た目」の流儀』(ダイヤモンド社)、『心をつかむ顔力 コンプレックスを強さに変える法則』(PHP研究所)等。