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【試し読み】お金に困らない人生 第4回「クリエイターで食べていける人、いけない人」

2015年11月7日、幸福の科学岡山支部精舎で説かれた法話から抜粋してご紹介します。(全5回)

質問:私は、世界中の才能あるアーティストたちが経済的な問題によって挫折することなく、いろいろなチャンスに恵まれ、チャレンジし続けられるシステムをつくりたいと思っています。そのようなシステムの実現を可能にする方法や指針などがあれば、ご教授ください。

「美の法門」を開き始めている
幸福の科学

 今、ちょうど幸福の科学も芸能部門など、「美の法門」を開き始めているところです。女優や俳優、音楽家、作家、タレントなど、さまざまな方が出てこようとしていますし、教育事業としても、そうしたものを育てようとしています(注:ハッピー・サイエンス・ユニバーシティには、芸能・クリエイター部門専攻コースを有する未来創造学部が設置されている)。
 もう昔になりますが、今から二十七年くらい前に、東京藝術大学の卒業生が数人、幸福の科学に入局してきたことがありました。芸術的な感性があるので、どこか宗教に惹かれるのだろうと思いますが、数人、出家してきたのです。
 ただ、絵を描いていたとか、窯で焼き物を焼いていたとか、漆を塗ってどうこうしていたとか、宗教では使えないような技術をいっぱい持っている方ばかりでした(笑)。能力は高い方々なのですが、当時は「東京藝大ばかり入ってきたけど、事務仕事ができるわけではないし、どうしようかな」と思いました。
 その当時と比べると、現在は、宗教の周りの文化部門がかなり広がってきているので、ようやく仕事が大きくなってきているところなのかなと思います。

アーティストが事業を大きくする方法①
芸の道を極める

 芸術系、アーティスト系の方々は、基本的に職人肌の人が多いです。「自分の考えにこだわって追究していく」というのは、それはそれで結構だと思います。ただ、事業性を考えると、そうした専門性があって職人肌の人は、自分の意見を譲らず、他の人とそう簡単には合わないところがあり、大きくならない傾向があるのです。
 つまり、「自分以外を認めたくない」というのと、「弟子なんか、そんな簡単には認めない」というのがあります。下も認めなければ、横も認めない。もちろん上も認めないので、「みんな認めない」という、〝一人神〟になる傾向がとても強いのです。
 芸の道を極めて、そこで成功するのは、それなりに構わないと思います。一人でもずっと突き抜けて、あとをついてくる人たちや信奉者が十分増えてくれば、きちんと大きくなるので、その道も一つです。

アーティストが事業を大きくする方法②
会社を運営する技術を学ぶ

 専門職の道としては、もう一つあります。
 絵や音楽など、アーティスト部門で専門技能を磨いた方々は、いわゆる事務職や総合職などで雇われるような普通の人たちが勉強したり、経験したりすることに欠けている場合があります。会社を立ち上げるときに必要な技能などが抜けていることがあるわけです。
 これについては、いかに油絵だとか陶器だとか、そのようなものでいい成績を上げていても、できないものはできないのです。幸福の科学の職員には東京藝大でトップだった人などもいるのですが、それはまたちょっと別の話です。
 ですから、好きではないかもしれませんが、努力しなければいけません。事業部門に関わっていくのであれば、事業をするのに必要な勉強は要ります。苦手かもしれませんが、会社を運営していくための技術のようなものは、少しずつ少しずつ勉強しなければいけません。
 もう一つは、人との関わり合いが大切です。芸術系、アーティスト系の人たちは、基本的には一人でこもってやっていて、人との関わりを断つ人が多いと思います。私も霊能現象のときにはそうなることもあるので、理解はできます。ただ、やはり、ある程度、事業的に大きくしようとしたら、人との付き合いと組み合わせによって大きくしていかなければいけないところがあるので、専門知識的に違う面、少しゼネラルな面を入れなければいけません。
 また、人の好き嫌いはあると思いますが、そうは言っても、世間で普通は我慢できる程度の折り合いはつけていく努力をしないと組めません。テイストがある程度似ている人たちが組んでやるためには、人間関係の潤滑油を効かして、うまく回していくような努力は要るのではないかと思います。
 

アーティスト系の人たちが
陥りやすい傾向

 全体的に言えることは、アーティスト系の人はみな、才能は高くても、なんとなくパトロンを欲する傾向があります。庇護されたいというか、どこかからホースを引っ張ってきて、お金を流し込んでくれるのを待っているようなところが多いのです。これは、昔からずっとある傾向ですし、そういう考えもあるでしょう。確かに、非常に大きな芸術が花開くときは、国家レベルなどでの大きな何かがあって、花開くこともあります。……

大川隆法 Ryuho Okawa

幸福の科学グループ創始者兼総裁

1956(昭和31)年7月7日、徳島県に生まれる。東京大学法学部卒業後、大手総合商社に入社し、ニューヨーク本社に勤務するかたわら、ニューヨーク市立大学大学院で国際金融論を学ぶ。81年、大悟し、人類救済の大いなる使命を持つ「エル・カンターレ」であることを自覚する。86年、「幸福の科学」を設立。2016年には立宗30周年を迎え、信者は世界100カ国以上に広がっており、全国・全世界に精舎・支部精舎等を700カ所以上、布教所を約1万カ所展開している。説法回数は2,500回を超え(うち英語説法100回以上)、また著作は28言語以上に翻訳され、発刊点数は全世界で2,200書を超える。『太陽の法』(幸福の科学出版刊)をはじめとする著作の多くはベストセラー、ミリオンセラーとなっている。また、映画「さらば青春、されど青春。」(2018年初夏公開)など、12作の劇場用映画を製作総指揮している。ハッピー・サイエンス・ユニバーシティと学校法人 幸福の科学学園(中学校・高等学校)の創立者、幸福実現党創立者兼総裁、HS政経塾創立者兼名誉塾長、幸福の科学出版(株)創立者、ニュースター・プロダクション(株)の会長でもある。

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