web-201711-油井さん

【試し読み】世界でもっとも受け入れられた カジュアルウェア「Jeans」<希望の洋服店 M SELECT>Vol.13

「パートナーをもっと美しくオシャレにしたい」――そんな女性たちの願いを叶えるファッションコラム。メンズファッション業界の裏側を知り尽くした油井誠氏が、女性読者とそのパートナーのファッションセンスUPをお手伝いします。

素材名からDenim(デニム)とも呼ばれるJeans(ジーンズ)は、1873年にドイツ移民の生地商リーバイ・ストラウスと仕立屋ジェイコブ・デイビスによってつくられました。金鉱夫たちの丈夫なパンツを求める声に、綿帆布を金属リベットで補強した頑丈なワークウェアを考案したのです。
 
ユーザーニーズに応えた商品は大当たり。145年後もリーバイ・ストラウス社はサンフランシスコに本社があり、オリジンのブランドとして世界中で親しまれています。ポケットに配されたアークウェット(弓)と呼ばれるカモメのような形のダブルステッチが目印です。

縦糸にインディゴ染め、横糸にオフ白の綿糸で織られた綾織デニムは、フランスのニーム地方で生産されたserge de Nime(サージ ドゥ ニーム)から。イタリア北部の港町ジェノヴァから米国に輸出されていました。そこで働く帆布パンツをはいた水夫たちをジェノイーズと呼んだところから、ジーンズという呼び名が生まれたといわれています。ちなみに、「ジーパン」は和製英語なので通じません。

アユハ11月号表紙
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油井誠 Makoto Yui

長野県生まれ。関西外国語大学外国語学部英米語学科在学中にアメリカへ留学。卒業後、セツモードセミナーで絵と服飾デザインを学び、編集記者、ファッションモデルエージェントを経てファッション業界へ。メルローズのプレスを皮切りに、Men’s Melrose、TAKEO KIKUCHI、パーリーゲイツのメンズデザイナー、伊勢丹研究所のメンズコーディネーター、ラコステのメンズMDチーフ、リーバイ・ストラウスジャパンのバイヤー、MDプランナーなどを務める。現在はフリーランスとして活動中。