web-201711 岡野宏

【試し読み】“かわいい人”になる「岡野宏のビューティーレッスン さあ、はじめましょうか!」第7回   

40年にわたりNHK美粧部に在籍し、国内外の女優や政治家などのメークアップに携わってきた岡野宏さんが考える「魅力ある人」とは? さあ、一緒に美しさへの一歩を踏み出しましょう。

美しい”から“かわいい”へ

女性にとって“かわいい”は永遠の課題で、美人でもかわいさがないと魅力は半減するでしょう。

“かわいい”女優の元祖はブリジット・バルドーです。彼女が登場するまで、美人は面長で目が上がり気味とされていましたが、垂れた離れ目、カエルのようにつぶれたバルドーの顔はファニーフェイスと呼ばれ、世界のモデルや女優たちが「美人顔なんてもう古い」と言わんばかりに真似をし、大流行しました。

かわいい”の代表は赤ちゃん

私が女優に“かわいい”を造るとき参考にするのが赤ちゃんの顔のバランスで、頭部下半分が顔という横長のフォルムになります。大人も前髪を下げるとかわいくなるのは、赤ちゃんと同じように横長が強調された顔になるからで、バルドーの顔もこのバランスです。髪の毛先を軽く跳ねたり、横に流したり、目の間を離すと横のラインが強調され、かわいい雰囲気が現れます。

そして、くりくりとした目もかわいさの特徴です。目の下にラインやマスカラを加え、タレ目気味にすると愛らしさが強まります。ファッションは、フリルやフレアー、ラウンドの襟など、丸や曲線のデザインを選び、色はパステルカラーやピンクの要素を含んだものを身につけると“かわいい”に近づくのです。

本誌には他にも以下のようなお話を掲載しています。
・大人のかわいさは小物から
・心に残るかわいさ
・今月のレッスン

イラスト: © K’s color atelier

アユハ11月号表紙
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岡野宏 

岡野宏先生

1940年、東京生まれ。テレビ白黒時代よりNHKアート美粧部に在籍。40年以上にわたり、国内外の俳優だけでなく、田中角栄をはじめとする歴代総理、松下幸之助、本田宗一郎、盛田昭夫などの経営者や、川端康成、司馬遼太郎などの文化人まで、延べ11万人のメイクやイメージづくりを行う。“「顔」はその人を表す名刺であり、また顔とは頭からつま先までである”という考えのもとに行うイメージづくりには定評があり、吉永小百合の代表作となった「夢千代日記」のメイクや市川海老蔵のデビューイメージ指導も担当。NHK大河ドラマ、紅白歌合戦等のチーフディレクターを務め、2000年にNHK退所後は、キャスターや政治家、企業向けにイメージアップの研修や講演活動などを国内外で行っている。選挙ポスターを担当した議員は必ず当選すると言われ、「縁起がいい」と美濃部亮吉元東京都知事から記念撮影をねだられたこともある。著書に『一流の顔』(幻冬舎)、『渡る世間は顔しだい』(幻冬舎)、『トップ1%のプロフェッショナルが実践する「見た目」の流儀』(ダイヤモンド社)、『心をつかむ顔力 コンプレックスを強さに変える法則』(PHP研究所)等。