web-201711-伊藤祐奈

(試し読み)【INTERVIEW】株式会社TKMK代表取締役/元「アイドリング!!!」 伊藤祐奈さん「英語学習を通じて世界が広がり、勇気を学びました」

6年間続けた「アイドリング!!!」を卒業後、現役大学生にして起業し、アイドルグループをプロデュースしている伊藤祐奈さん。起業のきっかけになったというカナダ留学のエピソードや英語学習法、未来ビジョンなどをうかがいました。

勉強より仕事だった10代
世界観を広げたくて英語にチャレンジ

私は14歳から約6年間「アイドリング!!!」というアイドルグループで活動してきました。その間、学校の勉強よりも仕事を優先していたので、自分には一般的な教養が欠けていると感じていたんです。その部分を埋めるためにも、以前から関心があった英語を勉強してみようと思いました。
 アイドル時代は毎年、撮影のためにハワイやグアムに行っていました。撮影現場には現地の方がついてくださるのですが、身振り手振りでしかコミュニケーションがとれなくて残念に感じていたんです。英語が話せれば、現地の方ともっと仲良くなれて、現場の雰囲気をよりよくすることができただろうな、という悔しい思いも、英語を勉強しようと思った理由のひとつです。

海外で学んだ「勇気を出して自分の考えを言うこと」

「アイドリング!!!」を卒業してすぐに、大学と並行して語学学校に通い始め、1年半英語を学んだ後に、カナダのバンクーバーに2カ月ほど留学しました。
 留学前に日本で通った語学学校は通訳者レベルを目指すようなスクールで、かなりのスパルタ教育だったんです。生徒もビジネスで英語を使う上級者ばかりのなか、ひとり”I have a pen.”レベルだったので、もう大変でした(笑)。まず文法を叩き込まれ、次は例文を丸暗記。あとは単語を覚えてその例文をアレンジしていくという方法で、英語を身につけていきました。
 1年半、日本でスパルタ教育を受けてからの留学だったので、カナダでも「ある程度の英語は分かるかな?」と思っていたのですが、やはりネイティブの英語の速さに最初は戸惑いました。でも慣れてくると毎日が楽しくて、「2カ月間で、できるだけ多くの人と関わろう!」と、自分からどんどん行動するようにしていました。
 留学して実感したのは、「国が違うと常識も違い、世界にはいろんな考え方を持っている人がいる」ということ。日本で生まれ育った私にとって、バンクーバーの学校で、アメリカ圏やオーストラリア、韓国、ブラジルなど、あらゆる国から来た生徒と一緒に学んだことは、とても大きな経験になりました。海外の情報はニュースやインターネットなどでも知ることはできますが、実際にその国の人と話してみると、もっと本質的なところが見えてきますし、それまでの自分の考え方は、固定観念が強かったことにも気づけました。

アユハ11月号表紙
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