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なりたい自分になる! アファーメーション Q&A(2012年3月号)

自己啓発や成功哲学の世界で、潜在意識を変える方法として知られている「アファーメーション」。心理カウンセラーの水村和司さんにくわしく教えていただきました。

Q.1 アファーメーションとはどのようなものですか?

A.1 「自己宣誓」のことで、宗教的に言えば「祈り」です。
アファーメーションを日本語訳すると、「自己宣誓」という意味です。「自分は○○である」とくり返し宣誓して、自分の潜在意識にある思考のパターンを変えることを指します。たとえば、事故や病気などの不幸に次々と見舞われる人は、たいていの場合、「人生は修行である」「苦しみによって自分は成長する」という思い込みが潜在意識に潜んでいます。

もっと宗教的な言い方をすれば、アファーメーションは「祈り」のことです。神様に、自分はこうなりますと宣誓することが、究極のアファーメーションです。

Q.2 アファーメーションの方法を教えてください。

A.2 まず自分がどうなりたいかを決め、リアルにイメージして、毎朝毎晩、宣言しましょう。

まず、「自分がどうなりたいのか」を決めます。ただし、「病気にならない自分」という否定的な自分像ではなく、肯定的なイメージを描きます。「私は神に守られています」「私のところに富が集まってきます」というように。そして、それを短い文章にして、毎日、寝る前と目覚めたときに声に出して宣言するのです。

主語は「私」で、「~ねばならない」という表現も使わないようにします。自分が声に出してみたとき、ウキウキした気持ちになるような文章にすることがポイントです。

Q.3 どれくらい続ければ効果がありますか?

A.3 まずは半年、同じアファーメーションを続けてみてください。
アファーメーションの大切なポイントは、「継続すること」です。潜在意識は、表面意識とは違い、すぐには変わりません。同じことを繰り返し言い続け、イメージし続けることが大切なのです。

私の知る限り、アファーメーションをするようにアドバイスしても、たいていの人は1週間ほどでやめてしまいます。しかし、潜在意識を変えるには半年くらいはかかるのです。半年すると、ちょっと変わってきたかなと感じるはずです。言うだけではなく、行動に移すことができるようになって、チャンスをつかめるようになってくるのです。

Q.4 半年続けても効果がなかったら?

A.4 アファーメーションを潜在意識がはじいてしまう場合もあります。
実は、アファーメーションをしても、潜在意識がはじいてしまい、効果が出にくい場合があります。たとえば、「私はお金持ちになります」と、朝晩30分ずつ宣誓しているとしましょう。でも、「私は清貧を愛しています」という信念が心の底にあったとしたら、残りの23時間は「清貧を愛する」ほうを宣誓し続けているようなものなのです。

表面的には「豊かになりたい」と言っていても、潜在意識では、「お金があると堕落する」「お金なんてなくても幸せになれる」という信念を持っているんですね。そういう方は意外に多いですよ。

その場合でも、ひたすら「私はお金持ちになります」と宣誓し、肯定的なイメージを描き続けて、潜在意識を“力ずく”で説得してしまうというのもひとつの方法です。しかし、「なぜ自分はそのアファーメーションをはじいてしまうのか」を知ることができると、論理的に説得するようなアファーメーションができ、より効果が出やすくなります

自分の潜在意識を“意識”して、コントロールするのは簡単ではありません。しかし、まずはそうした「自分が気づいていない自分」があると知ることが、大きな一歩になるはずです

Photo: True Portraits

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水村和司 Kazushi Mizumura

株式会社ミッションコーチング代表取締役

株式会社ミッションコーチング代表取締役。心理カウンセラー、プロコーチとして人生のミッションの発見や、やる気や能力を高めるコーチングを提供している。著書に『1秒でも早く! 「ダメージ」から抜け出す方法』(すばる舎リンケージ)がある。