「転生輪廻」「過去世」「カルマ」の正しい意味とは【知っておきたいスピリチュアルのミニ知識】

どこかで聞いたことはあるけれど、よくは知らないスピリチュアル・ワード、「転生輪廻」「過去世」「カルマ」とは?

 

転生輪廻(てんしょうりんね)

【意味】「この世で死を迎えた人が、あの世に還り、またこの世に生まれ変わってくる」というサイクルを、車輪が回るようにくり返すこと。
【解説】人間は目に見える肉体がすべてではなく、「心」や「魂」と呼ばれるものがその本質です。肉体が死を迎えても、心(魂)はなくならず、あの世へと還っていきます。ここで「還る」という言葉を使うのは、あの世こそが人間の本来の住処だから。この世は、様々な人生経験を通して私たちの心(魂)を磨き、高めるために、一時期滞在する場所にすぎません。転生輪廻の仕組みがあることで、私たちは永遠に進化し、成長していくことができるのです。

 

過去世(過去生、前世)

【意味】今回、生まれてくる前に、過去、別の名前、別の地域で生きた人生のこと。
【解説】転生輪廻をくり返している私たちには、無数の過去世があります。しかし、新たに生まれてくるとき、過去世の記憶はありません。過去世の影響が、先天的な才能や身体的特徴、家庭環境などに現れることはありますが、「記憶」としては、一旦、消されてしまいます(あの世に還ると、ある程度、戻る)。それは、一見不幸なことにも思えますが、実は非常に公平なルールです。「過去世は過去世。今世は今世」であり、過去世で偉大な業績を遺した人も、不幸な人生を送った人も、再び平等なスタートラインに立ち、心(魂)の実力を存分に発揮することができるのです。

*今、生きている人生を「今世」、今世を終えた後の、未来の別の人生を「来世(未来世)」と言います。

 

カルマ

【意味】過去、自分がなした行為の結果、生み出された「業(ごう)」。また、その結果が、本人にはね返ってくるはたらきのこと。いわば、その人の魂が背負っている〝宿題”。
【解説】過去、自分がなしたことは、やがて、その人自身にはね返ってきます。それは、この世に生きている間に現れることもあれば、死後の世界や来世に持ち越される場合もあります。この世限りで見れば、努力が実らないように見えたり、善人が悲劇の人生を送って、悪人が得をしたりするようなことがあっても、その報いは、死後の世界や、来世で必ず受けることになっているのです。これが、神様がつくられた公平なルールです。

参考書籍:『霊的世界のほんとうの話。』(大川隆法 著/幸福の科学出版)

 
(「Are You Happy?」2011年12月号)

 

霊的世界のほんとうの話。

 
霊的世界のほんとうの話。
大川隆法 著/幸福の科学出版
1,512円(税込)

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