web-201707-奈央ちゃん

映画「君のまなざし」出演 長谷川奈央さんグラビア&インタビュー

役のイメージがつかめた
監督からのアドバイス

 現在、公開中の映画「君のまなざし」で、梅崎快人さん演じる主人公・健太と一緒にペンションでアルバイトをする大学生・池田菜々子を演じている長谷川奈央さん。「菜々子役は長谷川奈央で」という赤羽博監督からの指名によって役を射止めた。
 「菜々子役に選んでいただけて、本当にうれしかったです。菜々子は笑ったり泣いたり怒ったり、いろんな表情をするので、すごくやりがいがある役だなと思いました」
 昨年公開された映画「天使に“アイム・ファイン”」に続いての映画出演。これまで数多くの経験を重ねてきた長谷川さんの演技力は、「表情ができているのは、気持ちもできているから」と、赤羽監督のお墨つき。リハーサル中は、経験の少ない役者たちへの演技指導にまわることも多かったという。稽古中に監督からかけてもらった「自由に、好きなように演じなさい」という言葉にも、勇気と自信をもらったそう。
 「映画『天使に“アイム・ファイン”』のときは、初めての映画撮影だったこともあり、カメラが怖くてリラックスして演じられなくて、それがトラウマになっていたんです。でも今回は赤羽監督のおかげで、いい意味で“自分らしく”菜々子を演じられました」
 監督から唯一、演技についてのアドバイスをもらったシーンがある。
 「ペンションのお客さんたちと盛り上がってお酒を飲んで、酔った勢いで健太くんに話しかけに行くシーンです。最初のカメラテストのときに監督が、“そんなに酔っ払わなくてもいいよ。菜々子はもっと健康的なイメージで”と言ってくださったんですね。そのときに、監督の持つイメージと、自分のなかのイメージがスッとつながったんです。菜々子って、観る人によっては“嫌な子”に見えると思うんです。でも最初に台本を読んだときに、嫌な子には見せたくないなと。“嫌な女の子”ではなく、“純粋に健太くんのことが大好きな女の子”として演じたいと思ったんです。だから監督のその言葉によって、菜々子のイメージをしっかり定めることができました」

撮影中は完全に「菜々子」になる

 菜々子は自分の気持ちに素直に突き進む、明るく元気な女の子。長谷川さんと菜々子の共通点はあるのだろうか。
 「それが、あまりないんです。菜々子は健太くんに一目ぼれしますが、私は一目ぼれってあまりしないんです。それに菜々子は好きな人にどんどんアプローチしますが、私は好きな人ができても陰から見ているタイプ。イケメン好きでもないので(笑)。どうすれば女の子らしく、かわいく菜々子を演じられるか悩みましたが、とにかく“健太くんのことが好き”という菜々子の気持ちを大事にしようと思ったんです。健太くんに話しかけるシーンも、健太くんを見て本当に“わっ、かっこいい!”って思ったんですよ。今でもそのときの菜々子の感情を覚えているくらい。梅崎くんがさわやかに健太を演じてくださったのもあると思います。こんなに女の子らしい役を演じるのは初めてだったので、そういう意味でもやりがいがありました」
 このシーンは、長谷川さんにとって「菜々子の魅力があふれていて、いちばん思い出深いシーン」というが、それにはもうひとつ理由がある。
 「撮り終えたあと、大川宏洋社長が、“すごくよかったよ”と言ってくださったんです。“健太と菜々子が、これからどうなるのか楽しみになりました”って」
 脚本も手がけた大川宏洋社長からのその言葉には、うれしさもひとしおだったよう。撮影中は、完全に菜々子としての“感情”と“思考”になるという長谷川さん。まさに“乗り移り型”女優?
 「どうなんでしょう。念じるというか、自分を騙すというか、魔法をかけるというか。演じているときは、長谷川奈央じゃなくて池田菜々子の感覚になるんです。菜々子は健太くんのようなタイプが“どストライク”なので、心から“健太くん、かっこいい!”って思うんですけど、“奈央”のタイプではないので、本当に撮影中だけなんです(笑)」

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