web-201707-本音トーク娘

父と娘の本音トーク (娘座談会)

娘の本音

どんなに仕事が忙しくても……

 皆さん、お父さんとの思い出ってありますか?
 私は5歳のときに両親が離婚して、父に弟と一緒に引き取られたんです。小さいころは母親がいない寂しさを感じさせないくらい全力で遊んでくれて、サンドスキーをやったときに、父が骨を折ってしまったこともあるくらい(笑)。
 子供と一緒に全力で遊んでくれるってうれしいですね。私の父は平日はいつも終電で帰ってくるくらい忙しく働いていましたけど、やっぱり休日はレストランや遊園地など、いろいろなところへ連れていってくれました。
 私の父は忙しい仕事の合間をぬって、勉強をよく見てくれたんですが、少し厳しくて(笑)。参考書をたくさん買ってきて、まるで家庭教師のように「1週間で20ページやってみよう」とか、「K大学目指して頑張ろう」といった感じで。テレビも制限されていたんですけど、父の期待に応えたくて必死で勉強していました。
 教育パパですね! 
 そのかいあって某有名高校に進学できたんですが、お嬢様の多い環境に馴染めず、勉強や人間関係で葛藤が絶えなくて、高校2年生のときに転校したんです。
 お父さんには相談したんですか?
 父は転勤で四国に単身赴任していたので、電話で「高校生活がつらいから学校を変えたいです」と、素直に気持ちを伝えました。教育熱心な父なので、「きっと許してくれないだろうな。怒られるかな」って思っていたんですけど、私の気持ちを全部受け止めてくれて。そのとき初めて、「たとえ勉強ができなくても、父は私を愛してくれていたんだ」と気がつきました。
 親心ですね。
  厳しかったのも、私の将来を思っての“愛”ゆえだったんだなと感じます。
 

働く父から受けた影響

 私の父は理容師なんですけど、背中で教えてくれたことも多かったなぁと思います。いつも笑顔でお客様の髪をカットしている姿を見て、「仕事って楽しそう。早く仕事がしたいなぁ」と自然と思えて。
 さんも理容師に?
 父の影響で自然と美容に興味が湧いて、今は都内でネイリストの仕事をしています。お客様と接するときはいつも父のように、笑顔で親身になって話すように心掛けているんです。最近は、お客様から恋愛や仕事の悩み相談を持ちかけられることも増えて、愛称をつけて慕われるまでになっちゃって(笑)。
 仕事を楽しめるって重要ですよね。私は就職で悩んでいたときに、気になっていた職業が父と同じシステムエンジニアだったこともあって、父にはたくさん相談に乗ってもらって。
 お父さんが就職相談に乗ってくれるなんて、心強いですね。
 そうなんです。父が「すごく楽しいよ」って、システムエンジニアの魅力をたくさん教えてくれたおかげで、最終的に進路を決断できました。就職してからも、困ったときは的確なアドバイスをくれるのでありがたいです。

7アユハ表紙アイキャッチ
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