web-201706 悪魔祓い

世界の“悪魔祓い” あれこれ

古今東西問わず、宗教には悪魔祓いについての伝承があります。
世界三大宗教と神道、陰陽道における「悪魔との戦い」についてお伝えします。

悪魔祓いについては国や宗派などによりさまざまな教義や言い伝えがあります。
本ページではその一部を紹介しています。

キリスト教

宣教を開始する前、イエスは荒れ野で40日間の断食修行を行っていました。空腹を感じるイエスに悪魔ベルゼベフが忍び寄り、こう囁きます。「神の子なら、石がパンになるように命じたらどうだ」。イエスは「人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる」と、ユダヤ教の聖典を引用して反論しました。
その後も悪魔は何度もイエスを試しますが、イエスは屈しません。最後の惑わしの際、イエスは「退け、サタン。『あなたの神である主を拝み、ただ主に仕えよ』と書いてある」と発します。すると悪魔は離れ去ったのです。そしてイエスは伝道を始めました。
現在、カトリック教会のエクソシストが悪魔祓いの際に「イエスの名において」と唱える理由は、イエスが復活の後に弟子に語った「わたしを信じる者は、わたしの名によって悪霊を追い出す」という言葉が起源とされます。悪魔祓いで用いる十字架の形は、縦のラインが“神への信仰”、横のラインが“隣人への愛”を象徴しています。

DATA

開祖:イエス・キリスト
成立:1世紀ごろ
信徒数:約22億人

「父(神)と子(イエス)と精霊」が信仰対象。『旧約聖書』『新約聖書』が聖典。欧米を中心に世界最多の信者を擁する。

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