web-201705-クローズアップゆうこりん

映画「君のまなざし」ヒロイン 水月ゆうこさんグラビア&インタビュー

懐かしさを感じた巫女装束

 5月20日公開の映画「君のまなざし」でヒロイン・天宮あかりを演じる水月ゆうこさん。当初、「映画に出られるかも」とは聞いていたものの、それがヒロイン役だったとは思ってもみなかったという。
 「オファーをいただいてから1週間くらいは、“大丈夫なのかな”という不安が大きかったです。でも稽古を重ね、役の研究をして、撮影が始まると、作品に対する理解が深まってきて。“こんな素晴らしい作品の一部を担わせていただけるなんて、本当にありがたい”という気持ちのほうが強まり、“頑張ってやってみよう”と思えるようになりました」
 高校時代、地元ではアルバイトで巫女をする人が多かったそうだ。ただ、水月さん自身は興味を持ちつつも経験したことはなく、今回初めて巫女装束に袖を通した。
 「正直、着る前はコスプレになっちゃうんじゃないかと(笑)。でも着てみたら、不思議と懐かしい感じがしたんです。前世でも着ていたのかもしれませんね。“衣装を着ると役に入りやすい”と聞いていたのですが、本当にその通りで、メイクも髪も衣装も全部が整ったときに、別の自分に出会えた感じがしました。天宮あかりという“人格”が動き出している感覚があって、セリフが自然と出てきたこともあります。巫女の白衣って、袖丈が留袖と同じ長さで50㎝くらいあるので、合掌するときは袖を少し払わないといけないんですが、現代の服を着ているときにも無意識に袖を払っていたんですよ。試写会のときに見て、初めて気づいたんですが(笑)」
 本作は、幽霊や守護霊、悪霊・悪魔といった“目に見えない”存在が数多く描かれているため、CGの合成も考えながら演じなければならないシーンも多い。しかし、いちばん難しかったのは、あかりと主人公の健太がお互いに惹かれ合うシーンだったとか。
 「健太を演じた梅崎快人くんも私も恋愛に疎いので、最初はすごくぎこちなかったんです。本当ならドキッとなるシーンのはずが、恋も何も芽生えない感じで(笑)。それで監督からは“役作りのためにデートしてこい”と言われました。でもそれも苦戦して、ふたりでカフェに入って話をしたりしたのですが、なぜか人生相談みたいになってしまって……。そういうのが苦手なところは、ある意味、巫女役に合っていたのかもしれませんね。梅崎くんは、真っ直ぐなところが健太と似ていると思います。どんなに大変なことがあっても常に周りの人に明るく接していて、気配りもできて、私も何度も励まされました。本当に尊敬できる方です」

どこまで自分を
捧げられるか

 役作りをしていくなかで、巫女とは、“自分を捨てて、神様に仕える人”だと思ったという水月さん。そうした役を演じるうえで心掛けていたこととは。
 「役として演じるのではなく、あかりになりきるために、“どこまで自分を捧げられるか”を日々問い続けていました。巫女とは、神様だけじゃなく、神様を信仰している人たちや、これから神様に出会う人たちのためにも生きなければいけない存在だと思うんです。けれども最初は自分のことで頭がいっぱいになっていて……。実は、映画に出演するのは初めてだったので、ちょっと恐怖心があったんです。だから“もっと強くならなきゃ”と焦ってばかりいました。でも瞑想して心を整えていくうちに“それじゃいけない。与えられたものや支えてくださっている人たちに感謝して取り組みたい”と思うようになったんです。“作品を観てくださる方々のために、製作総指揮をされている大川隆法総裁のために、自分のすべてを捧げよう”と決意した瞬間に、あかりと一体となれたような気がしました」

6月号表紙
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