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子育て110番 vol.69「ママ・ゴジラ vs 子供防衛軍!」

「私の子育て、これでいい?」――子育て中のママたちは、毎日が試行錯誤の連続です。そんなママたちに、大切な子育てのヒントをお届けします。

巨大不明生物、出現!

まずは、上のイラストをご覧ください。強そうですねー! ママ・ゴジラ。
踏ん張った両足、たくましく発達した上腕二頭筋、握りしめたこぶし、ギザギザにいきり立った背びれ、おまけに花柄エプロンとの強烈なミスマッチ! 笑ったときの優しいまなざしなんて、到底想像もつかない。ママ・ゴジラ対子供防衛軍は、ママ・ゴジラが圧倒的優勢です!
さて、これを見てドキッとした貴女、もしかしたら、貴女は時々、巨大不明生物(ゴジラ)に変身して、あたり一帯を焼け野原にしているかもしれませんよ(笑)。
私は、すでに成人している長男にこのイラストを見せて、子供のころにママがこう見えていたかどうか聞いてみました。というのも、私もかつては、子供が小さいのをいいことに、感情に任せて必要以上にきつい言葉で叱った時代があったからです。
すると、息子からは意外な答えが返ってきました。「いや、こうじゃない。自分が怪獣で、ママがウルトラマンに見えてた。で、どうやったらスペシウム光線(ウルトラマンの必殺技)を浴びないですむか、考えてた」と。うーん、それはそれでイタイ。正義の御旗を掲げた親が、怪獣だという自覚がある息子を、容赦なく必殺光線で打ち倒していたわけです。それでよくひねくれなかった、ありがとう息子よ。

叱るとき、理性を失っていないか

いえ、子供を叱っちゃダメだと言っているのではありません。子供というのは、褒めてやるばかりでもダメで、時には叱ってもやらなければなりません。子育てとは厄介なものです。
日ごろ、どんなに仲の良い親子でも、子供が本当に悪いことをしたとき、人を傷つけたとき、大切な約束を守らなかったとき、自分自身を傷つけたり裏切ったりしているときは、毅然と叱って、人として正しく生きる道を教えてやらねばなりません。それは、親として逃げてはいけない局面です。
しかし、叱るのは、褒めることの何倍も難しいものです。そこが親としての修行です。
正直に白状すれば、ウルトラマンになって子供を叱っていたころ、私はイライラしていました。ママが正しい! ママをイライラさせるあなたが悪い! とも思っていました。自分の思い通りにならない息子を打ち倒そうとする衝動がありました。でも、これじゃダメだと、どこかで気づいてもいました。気づいていてもなかなか改められなかったのは、「どう叱ればいいのか」という智慧が足りなかったからです。
まず、「今は、忍耐強く教えるべきときか、信じて待つべきときか、ガツンと叱るべきときか」を、おのれに厳しく問い掛けてください。理性を失っていたら、正しい状況判断ができません。
次に、ガミガミ叱る癖のあるお母さんは「わが子はそんなに悪い子か?」と自問自答しましょう。わが子だからといって、あなたのイライラの捌け口にしてはいけません。
最後に、「私はわが子に信頼されているか? 私の言葉はわが子の魂に届いているか?」と自問自答しましょう。「届いていない」と感じたら、必死で届ける工夫をしてみましょう。そして、失敗しながらでも、良き親となる努力を粘り強く頑張ってまいりましょう。

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エンゼルプランVは、全国140教室で、信仰に基づく豊かな情操教育を行っています。また、考える力を伸ばす知育や創造性を育む活動を通して、子供たち一人ひとりの個性を大切に伸ばします。
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奥田敬子 Keiko Okuda

早稲田大学第一文学部哲学科卒業。現在、幼児教室エンゼルプランVで1~6歳の幼児を指導。毎クラス15分間の親向け「天使をはぐくむ子育て教室」が好評。一男一女の母。