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子育て110番「どうしてあなたは…!」とよく怒るママへ

「ロミオ、ロミオ、どうしてあなたはロミオなの!」
有名なシェークスピアの悲劇『ロミオとジュリエット』の中で、恋に落ちた相手が敵対する名家に生まれた運命を嘆く、ヒロインのせりふです。
「why」(どうして、なぜ)という言葉は、理由をたずねるときのほかに、相手をなじったり責めたり、運命を嘆いたりするときにも使われます。これは英語も日本語も共通のようですね。
2~3歳の子どもに「どうしてこんなことするの!」と、ついつい言ってしまいがちですが、これは子どもに行動の理由を聞いているわけではないでしょう。3歳の子が「お母さん、それは……」と理由を述べるなんて考えられませんものね?
大人が幼い子どもに「なんで」「どうして」という言葉を使うとき、それはたいてい冷静に理由を聞いているのではなく、感情的に子どもを責めたりなじったりしているだけの場合が多いかもしれませんね。
しかし、こういう言葉は、ジュリエットのせりふと同じで、何百回言ったところで何の解決にもならないし、子どもに反省を促(うなが)す効果もありません。
それよりもっといい方法があります。子どもの両手をそっとにぎり、子どもの瞳をまっすぐのぞき込んで、「そんなことをしてはいけないよ」「こうすればいいんだよ」と、真剣に教えてあげてください。
「ママがちゃんと自分に向き合ってくれている」、その実感が教育効果を生むのです。

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奥田敬子 Keiko Okuda

早稲田大学第一文学部哲学科卒業。現在、幼児教室エンゼルプランVで1~6歳の幼児を指導。毎クラス15分間の親向け「天使をはぐくむ子育て教室」が好評。一男一女の母。