偉人を育てた母

偉人を育てた母「ゲーテの母・カタリーナ エリザベート 母から受け継ぎ、 育まれた創作の才能」

いまも世界で語り継がれる功績を持つ偉人たち。彼らを育てたのは、どんな母親だったのでしょうか。4人の偉大なる母を紹介します。

イツの文学家、ゲーテ。彼の残した詩や戯曲、格言は、いまも世界中で愛されている。
ゲーテは1749年、ドイツのフランクフルトに生まれた。法律家の父は教育熱心で、ゲーテを小学校には通わせず、家庭教師をつけて数種類の語学をはじめ、数学や地理、歴史、音楽、馬術、剣術などあらゆる学問を教えた。
直に勉強に励んだゲーテだが、厳しい父の叱責に落ち込むこともあった。そんなゲーテを慰めたのは、母のカタリーナだった。カタリーナは深い愛情でゲーテのすべてを愛おしみ、包み込んだ。さらにカタリーナは創作がうまく、ゲーテが赤ん坊のころから様々な物語を聞かせていた。
ーテが演劇や文学に興味を持ったときも、反対する父をよそに、カタリーナはゲーテの興味を尊重し、応援した。やがて自身も創作を始めたゲーテは、いつもカタリーナに相談し、作品を発表していた。
ゲーテは後に、「父からは真面目な人生を、母からは快活さと物語を作り出す才能を得た」と、その才能を母譲りと認めている。

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