幸せだけど、なんとなく手詰まり感……。(2012年8月号)

これといって大きな悩みはありませんが、「人生ってこれでいいのかな」という手詰まり感や焦りをよく感じます。私は子どもはいませんが、夫と楽しくやっています。また、周りの同世代の友人たちも楽しく人生を謳歌している感じです。最近は、子どもがいないぶん、いろいろな経験をしたいと思い、独身のころに経験した世界旅行をもう一度やりたいとも思っています。毎日充実していますが、時折、人生を生きる意味などをいろいろと考えてしまいます。(42歳・既婚・子どもなし・パート)

 

より高い人生観を持とう

こういうお悩みは、現代では意外と多いのかもしれません。夫婦仲はよく、仕事もプライベートも充実していて、それなりに人生シアワセ。でも時折「これでいいの?」と、漠然とした焦りを感じる――。豊かな社会の恩恵を受ける一方で、精神的な充足感は今ひとつ得られていない、ということでしょう。この解決には、その人がどんな人生観を持っているかが重要な鍵となります。

幸福の科学総裁 大川隆法先生は、「人間の本質は、肉体ではなく霊である。人間は仏から永遠の生命を与えられ、智慧を得て魂を向上させるため、またユートピア創りに貢献するため、『人生の目的と使命』を持って地上に生まれてくる。そして、この世とあの世を何度も転生輪廻しながら永遠の進化を目指している」という、霊的人生観を教えてくださっています。

つまり、人生はこの世限りではないのです。ほんとうのあなたは肉体ではなく、魂です。本来霊的な存在だからこそ、霊的な幸福、精神性に裏付けられた幸福を求めるのであり、この世的な楽しみだけでは、魂が満足しないのです。あの世に持って還れるものは、心だけ。モノだけを追いかけて幸福感を味わおうとしても、結局は儚いのです。そうした霊的な人生観を持てば、人生に対する姿勢、人生において何をなすべきかがわかってきます。

 

仏法真理は幸福へのパスポート

そこで、ふたつのことをご提案したいと思います。まずひとつ目は、生涯を通じて「仏法真理」を学び、心を磨くことです。仏法真理とは仏の心、人類共通の普遍的なルールのことです。過去、お釈迦様やイエス様なども説いておられました。現代では神々の師エル・カンターレというご存在が大川隆法総裁先生としてお生まれになり、宇宙時代を見据えたかつてない最高の教えを、世界中の人々に向けて説いておられます。

この世で成功し、「自分は幸福だ」と思っている人は多いでしょう。しかし、もしその幸福が多くの人の犠牲の上に成り立ったもの、あるいは常に嫉妬や不平不満、貪欲を伴うものであるならば、死んでから地獄に堕ちてしまいます。つまり「この世で幸福でもあの世で不幸」という場合もあるのです。

幸福の科学では、この世で幸福感に満ちた生き方をし、あの世に還ってからも幸福が続くような「この世とあの世を貫く幸福」を勧めています。そのために幸福になる四つの道(愛・知・反省・発展)も説かれています。

 

他の人のために生きる幸福

ふたつ目は、「他の人のために生きてみませんか?」ということです。私たちは、自ら気づこうが気づくまいが、仏神や親や周囲の人たちから多くの恵みを与えられています。日々の食料などは、世界のどこかで誰かが丹精込めて作ってくださっているものです。ですから私達も他の人々に愛をプレゼントしてゆきましょう。

世界旅行をされるなら、ぜひその国の実情に触れてみてください。ある学生さんが、親に連れて行ってもらった海外旅行先で、現地の子ども達の悲惨な生活を知り、大人になったら彼らの幸福のために働きたいと、理想に燃えて勉学に励んでいるという話を聞きました。

真実の人生とは、仏の御心のままに他の方へ愛を与えてゆく人生です。それこそが自分も周りも共に幸せな生き方であり、心から充実した人生なのではないでしょうか。あなたの人生の旅路が、高貴な光で満たされますように、心からお祈り申し上げます。

 

「真実への目覚め」
お悩みを解決するおすすめの一冊

『真実への目覚め』
大川隆法著/幸福の科学出版

2010年に行われた、大川隆法総裁の5回に渡るブラジル講演集。人間が人間として真実の人生を生きるための秘訣が満載の「仏法真理の入門書」です。

 


 
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金澤由美子 Yumiko Kanazawa

幸福の科学 指導研修局長

幸福の科学 指導研修局長。1986年幸福の科学に入会。1989年入局し、支部・本部・精舎勤務を経て現職。その間、数多くの悩み相談を行う。本誌2014年3月号から2015年8月号まで読者からのお悩み相談ページを連載。