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映画宣伝マン座談会

邦画から洋画までさまざまな映画の宣伝を担当する3人の映画宣伝マンに、ヒットする映画や人気俳優の秘密、2016年のベスト映画について伺いました。

映画を宣伝したいと思ったきっかけ

――今日はお集まりいただき、ありがとうございます。皆さんは宣伝の仕事に就いてどのくらいなのでしょうか?
斉藤さん(以下、斉) 私は転職して今の仕事に就いて、3年目弱くらいです。
天野さん(以下、天) 私は1年半ですね。
三浦さん(以下、三) 実は僕、昨年転職したばかりで宣伝は半年くらいなんです。元々姉の影響で映画が好きだったんですが、大学生のころに映画館の名画座企画で「フォロー・ミー」という映画を観たときに衝撃を受けて。夫婦のすれ違いを描いた感動的な映画なんですが、見終わった後すぐにDVDを買いに走り、彼女とうまくいってなかった友達に渡したんです。そうしたら友達が彼女と仲直りできちゃって。それから「映画の宣伝」に興味を持つようになりました。
 大学生のころからもう宣伝マンだったんですね(笑)。
 そうかもしれないです(笑)。大学卒業後は3年ほど映画製作会社で働いていたんですが、宣伝もやってみたいと思って今の会社に入りました。
 私も父の影響で映画が好きだったんですが、実際に「宣伝」という明確な仕事をやりたいと思ったのは、「ハリー・ポッター」の宣伝のためにダニエル・ラドクリフが来日したときです。ダニエルと観客が一緒に魔法の呪文を唱えた瞬間、六本木ヒルズから天空に光の筋が伸びるという演出があったんですが、それを見たときに「こんな風に映画を観たいと思わせることができるんだ!」と感動して、宣伝の仕事がしたいと思いました。
 私は大学生のころからずっと映画について勉強していて、最初はアジア映画を作る仕事に就きたかったんです。でもなかなか飛び込める世界ではないなと思って、韓流のテレビ系チャンネルの制作に入ってアイドルのインタビューや映像の編集をしていました。でもずっとモニターを観て作業する仕事ばかりだったので、人の顔を見て仕事がしたいと思い、今の映画宣伝会社に。

宣伝という仕事のやりがい

 宣伝をやっている人って、本当に映画が好きな方が多いなあと思います。
 ハードなことも多いので、好きじゃないとできないですよね。………

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天野夢子さん 

株式会社ドリーム・アーツ

映画業界歴1年半。邦画やアジア映画が好きで、ベスト映画は「ニュー・シネマ・パラダイス」(1988)、「嫌われ松子の一生」(2006)、「私たちの幸せな時間」(2006)。趣味はジムに通うこと。

三浦良太さん 

株式会社ファントム・フィルム

映画業界歴4年半。邦画から洋画まで、気になった映画はなんでも観る。ベスト映画は「ブギー・ナイツ」(1988)、「フォロー・ミー」(1972)、「さびしんぼう」(1985)。趣味は銭湯巡り。

斉藤寛世さん 

株式会社 P2

映画業界歴2年10カ月。特に洋画が好きで、ベスト映画は「ロード・オブ・ザ・リング」(2001)、「グラン・トリノ」(2008)、「インターステラー」(2014)。趣味は海外セレブの情報収集。