女性のためのトランスフォーム仕事術 トランスフォーム家事術③

トランスフォーム仕事術とは、「コツを知り、量をこなしていって、仕事の質をガラリと変える」仕事術のこと。
今回は、仕事場ではなく、家庭でのタイムマネジメントの第三回目です。

トランスフォーム家事術③

家事をマルチタスク(同時並行)で効率化

マルチタスクで自由時間を

仕事では、あれもこれもと、やらなくてはいけないことが大量にあります。期末、あるいはノルマ未達成の週、繁忙期などは忙しいものですよね。ここで手順を考えないと仕事に追われてしまいます。
実はまったく同じことが家事にも言えるのです。毎日家事に追いかけられて、余裕、ゆとり、自由時間がとれない方は今回必読ですよ。
まずは、「マルチタスク」で家事を圧縮してしまいましょう。同一時間に複数の作業を同時にこなすのを「マルチタスク」と言います。
たとえば、洗濯しながら、終わるまでじっと待ちますか? あるいは、料理をする場合、お湯を沸かしながらとか、お米を炊きながら煮物を作るというように、複数の作業を同時進行させますよね。このように、すでにマルチタスクで家事をこなしている方も多いと思います。これを少々、システマチックに発展させてみましょう。

守るべき3つのこと

マルチタスク

次の3つを遵守して、家事を質的に高めて効率をよくしましょう。そう、家事をトランスフォームするのです。
リストに書き出す
まずは、なんといっても「見える化」することです。おもだったあなたの家事は何でしょうか? 子どもの世話、料理、洗濯、掃除、 家計簿……。
あるいは、プライベートも、まずは現状把握の意味で、書き出してみましょう。ホットヨガ、瞑想、語学、読書……などなど。一般に家事と呼ばれないことも、「家の中ですること」として、とにかくリスト化します。
仕分けする
仕分けが必要なのは、何も政治がらみの世界ばかりではありません。家事、これは家の中で行うこと全般を示しますが、ここも仕分けが欠かせないのです。
そのポイントは、マルチタスクにできるかどうかなのです。つまり、同時処理できないものを、リストアップした中から選び出すわけです。これは個人差はありますが、ほぼ共通した法則もあります。
同時処理してはいけないのは、コミュニケーションに関わること。たとえば家族との対話は、集中して行うもので、“ながら式”ではいけません。職場の中でも、「伝えたはず」とか「聞いてません」などというのは、よくあることですね。
また、アイロンかけなどは、危険ですし、集中しなくてはできないことです。お金の計算もそうでしょう。ながら式にできないことをしっかりおさえることが肝心です。
マルチタスクをしているイメージを描く
家事をリストアップして、次に仕分けをすること。その上で、マルチタスクをするとどんな風に進むのかをリアルに想像してみましょう。
このときに、「うまくいきそうだわ」「いい感じ」と心の中で思えたら、そのマルチタスクはうまくいきますよ。逆にイメージがうまくできなければ、やり直すか、同時に行う作業の組み合わせを変えて、イメージの中で、しっくりくるまで続けてみるのです。

マルチタスクは能力を伸ばす

母のマルチタスク

私たちは、年齢にかかわりなく、練習すればできなかったことができるようになり、能力が伸びていきます。ですので、慣れてきたら同時並行でこなすことを増やすのをオススメします。
実は、集中してひとつに取り組むべきことも、熟練したら同時にできるようになります。私は、研修中でも、話しながら考え事ができるようになりました。落語の寄席に行きましたら、有名な咄家が同じことを話していて驚きました。知人の講談師も同じことを言っています。ぜひあなたも、今は集中しなければできないことを、マルチタスクでできてしまう境地にたどりついてくださいね。

今回のポイント

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記事DATA

松本幸夫 Yukio Matsumoto

ヒューマンラーニング代表 / 人材育成コンサルタント

1958年東京生まれ。著作は170冊を超え、年間約200回行う研修・講演のリピート率は92%という実績を誇る仕事術の達人。主な著書に『百田尚樹に学ぶヒットを生む仕事術』(総合法令出版)『人生がうまくいく「呼吸法」』(PHP研究所)『自己能力を10倍高めるトランスフォーム仕事術』(幸福の科学出版)『超強運』(あ・うん)『図解 スティーブ・ジョブズのプレゼン術』(総合法令出版)など。著作は、韓国、台湾でも翻訳され、ベストセラーとなっている。