子育て110番_20161

子育て110番 「読み聞かせ」は優れた情操教育。うれしい効果がいっぱいです!

「私の子育て、これでいい?」――子育て中のママたちは、毎日が試行錯誤の連続です。そんなママたちに、大切な子育てのヒントをお届けします。

「読み聞かせ」の効果① 落ち着きのある子供に育ちます

お子さんに本の読み聞かせをしていますか? 読み聞かせには、うれしい効果がたくさんあるんですよ。
幼稚園や保育園までは、就寝前の読み聞かせを習慣にしているおうちも多いでしょう。ママは、なかなか寝付かないわが子の睡眠導入の儀式として、内心「早く眠って~」と祈るような気持ちで絵本を読むこともあるかもしれませんね。でも、子供にとって読み聞かせは、ママとの特別な時間です。
お風呂から上がるまでは「家事戦闘モード」のママも、子供と一緒にお布団に入るころには、どうかリラックスして、体も心も声もやわらかい状態で読み聞かせをしてあげてください。
リラックスしたママとお布団の中で体をくっつけて、楽しいお話を聞いていると、子供は安心と幸福を感じます。「あ、ママの匂いだ。おっぱいやわらか~い。お布団の上からトントンしてもらうと気持ちいい。うれしくて眠りたくな~い」そんな気持ちになります。それは、公園遊びや玩具やゲームでは決して得られない、人間の情操の根幹をつくる、かけがえのない幸福感です。小さいころにこういう幸福感を味わった子供は、心の重心のしっかりした、落ち着きのある子供に育ちます。成長して学校や社会でいろいろなことに直面しても、「自分は大丈夫!」と思って乗り越えられる子に育ちます。

「読み聞かせ」の効果② 豊かな想像力が身につきます

ママのそばで安心してお話を聞くと、子供の心は自然と「開いた状態」になるので、未知の物語でも、少しくらい難しいストーリーでも、知らぬ間にどんどん引き込まれていきます。見たこともない港町、不思議な生き物たち、そこで繰り広げられるストーリー。知識と経験が少ない子供には、想像力に限界がありますが、絵本の絵がそれを助けてくれます。
年長くらいになると、文字中心の本の読み聞かせもしてあげましょう。本と友達になった子は、だんだん想像力が鍛えられ、豊かになってきます。絵の助けがなくても、想像力や構想力で物語を追えるようになります。
また、小学入学前になったら、絵本はできるだけ自分で読むように導いてあげましょう。最初は一字一字のたどり読みでも、それまでの読み聞かせの効果で、どんどん早く読めるようになります。読む力や想像力は、小学校に上がってから、どの教科でも必ず学習の助けになるでしょう。

「読み聞かせ」の効果③ 読書の習慣が身につきます

読書の習慣は、簡単に身につくものではありません。テレビを見たりゲームをしたりするのとは違い、活字を一字一字読み続け、行を追い、物語を理解するには、はじめはどうしても意志と忍耐の力が必要です。しかし、読み聞かせの習慣があると、読書の習慣はよりスムーズに身につきます。本への親しみや培った想像力が自力読書を助けるからです。
小学生になったら、わが子が好きそうな物語の冒頭だけを読み聞かせて、ノッてきたところで「さあ、ここからは自分で読んでごらんなさい」と促してあげましょう。読書の習慣は、必ずわが子の一生の財産になりますよ。

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記事DATA

奥田敬子 Keiko Okuda

早稲田大学第一文学部哲学科卒業。現在、幼児教室エンゼルプランVで1~6歳の幼児を指導。毎クラス15分間の親向け「天使をはぐくむ子育て教室」が好評。一男一女の母。