仕事術

女性のためのトランスフォーム仕事術 トランスフォーム家事術②

トランスフォーム仕事術とは、「コツを知り、量をこなしていって、仕事の質をガラリと変える」仕事術のこと。
今回は、仕事場ではなく、家庭でのタイムマネジメントの第二回目です。

トランスフォーム家事術②

家事の「棚卸し」をしてみましょう

家庭で何をしているのかをつかみましょう

家事に追われてる

あなたは家庭において、仕事の棚卸しをしているでしょうか? だいたいこんな感じかなと、フィーリングで動いていると、意外にムダが多いものです。今回は、家事の棚卸しについてお話ししていきましょう。
ひとつ目の棚卸しは、あなたが家庭において、「何をしているか」を見える化することです。職場なら、顧客管理とか新規開拓とか、プロジェクト、新製品の開発など、している仕事の項目がいくつもありますね。これを書き出すわけです。ただし、仕事の場合は、メールのチェックやパソコンの立ち上げなど、細かくやりすぎますと、膨大なリストになってしまいます。ですので、仕事の棚卸しは、大項目を押さえることが大切です。木で言えば、細かな葉っぱではなく、幹や大枝に絞り込みます。
しかし、家庭においては、家事という大まかなくくりでは棚卸しになりませんから、洗濯、お風呂掃除、食器洗いなどと細かな項目まで書き出します。目的は、自分は家庭で何をしているのかをつかむことです。

家事の時間配分は?

家事についやす時間

ふたつめの棚卸しは、各項目の「時間配分の分析」です。
たとえば、あなたは料理にどのくらいの時間を費やしているか、パッと答えられますか? あるいは、掃除は? 洗濯はどうでしょうか?
私がタイムマネジメントの研修で真っ先にやるのは、仕事の時間配分の分析です。果たして、週にどのくらい商談にさいているのか? 会議は? 企画書作成は?
実は、これらを把握していないと、効率化のしようがないのです。時間をかけすぎている作業は減らし、本来やるべき作業に十分な時間をとるのが、タイムマネジメントの鉄則なのですから。
まずはあなたの時間配分を分単位で計ってみましょう。平均的な1日を計測の日にしてトライしてみてください。
具体的には、すべての項目を書き出していきます。たとえば皿洗い15分、料理75分、買い物45分……というように。その上で、時間をかけすぎている要注意の項目にチェックを入れましょう。その項目を効率化していくのです。

具体案を3つ出す

次に要注意のチェックを入れた、時間を減らすべき項目について考えていきましょう。
まず、具体的な対処方法を最低3つ出してみます。これを考えるための時間は、たっぷりと取ってくださいね。
たとえば、車で買い物に行く時間が長すぎるとします。渋滞にまきこまれることが多いなら、カーナビをつけるというのは対処方法のひとつです。あるいは、買い物先で、何を買おうか迷う時間が長すぎるなら、あらかじめ買い物リストを作るのもいい手です。
最低3つの時間短縮のためのアイデアを実行したなら、必ず適正な時間で収まりますよ。今は買い物の例を挙げましたが、あなたが時間をとりすぎている項目に置き換えて考えてみましょう。
1日10分の効率化でも、一週間で70分、1カ月で4時間以上。年単位で考えたら驚くような時間になるものです。
さあ、まずはふたつの棚卸しをして、家事を見える化しましょう。頭で考えているだけでは不十分です。その上で、時間をかけすぎている項目がないかを探し出し、“時間ドロボー”を退治していくわけです。原則は仕事でも家事でも変わらないのです。
仕事オンリーで家庭のことがおろそかになるのは、男女問わず望ましいことではありません。あなたの人生をより充実させるためにも、仕事の基本を応用して、ワークライフバランスをとるようにしましょう。次回もさらに同じテーマを掘り下げていきたいと思います。

今回のポイント

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記事DATA

松本幸夫 Yukio Matsumoto

ヒューマンラーニング代表 / 人材育成コンサルタント

1958年東京生まれ。著作は170冊を超え、年間約200回行う研修・講演のリピート率は92%という実績を誇る仕事術の達人。主な著書に『百田尚樹に学ぶヒットを生む仕事術』(総合法令出版)『人生がうまくいく「呼吸法」』(PHP研究所)『自己能力を10倍高めるトランスフォーム仕事術』(幸福の科学出版)『超強運』(あ・うん)『図解 スティーブ・ジョブズのプレゼン術』(総合法令出版)など。著作は、韓国、台湾でも翻訳され、ベストセラーとなっている。