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こころと漢方 「風邪かな?と思ったら」

風邪の初期症状は熱っぽい、のどがイガイガする、せき、頭痛、寒気、体がこわばるなど。そんな症状が出たときは、冷たいものやジャンクフードを避け、おかゆと梅干などの消化のよい食事を摂りましょう。脂肪分や甘いものなど、栄養価の高すぎる食べ物は逆効果です。そして夜は早めに布団に入ること。お風呂は体が温まりますが、湯冷めにはご注意を。
風邪の初期症状が出ると、市販の風邪薬を手に取ってしまいがちですが、西洋薬は胃を痛める可能性があるため、胃の弱い方には特に漢方をおすすめします。ひき始めの1~2日間は葛根湯や桂枝湯が多く処方されます。その後は症状に合った漢方薬を処方してもらいましょう。
風邪の原因は免疫力の低下などと言われますが、体の不調は精神的な影響も大きいもの。風邪をひいたとあまり深刻に考えず、すぐに治ると前向きに信じてぐっすり眠ることが、一番の治療薬です。

風邪に効くツボ

手の甲の親指と人差し指の間にある「合谷」は風邪だけでなく、疲労回復や頭痛にも効果がある万能のツボと呼ばれています。

ツボ1

反対側の手の親指と人差し指でツボを挟み、“痛気持ちいい”くらいの強さで押し揉んでください。

ツボ2

ひき始めの風邪に効く漢方薬

葛根湯(かっこんとう)
汗をかかず、うなじがこわばっている人

桂枝湯(けいしとう)
汗をかいている人

Dr.ジョージの漢方こばなし
東洋医学では風邪は六淫(ろくいん)という、病気の原因のひとつである「風邪(ふうじゃ)」が体内に侵入して起こると言われています。
六淫は体表をバリアのように覆っている生命活動のエネルギー、“気”が弱ったスキを狙って襲ってくると考えられていて、風邪のほかにも寒邪(かんじゃ)・暑邪(しょじゃ)・湿邪(しつじゃ)・燥邪(そうじゃ)・火邪(かじゃ)または熱邪(ねつじゃ)があり、いずれも異なる症状の原因とされています。
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記事DATA

小林城治 Joji Kobayashi

精神科・心療内科医

医療法人社団ヘルメス会「J戸越銀座クリニック」理事長。

高い実績を認められた復職支援(リワーク)の専門機関、薬だけに頼らない療法で社会復帰をサポート。現代書林『赤ひげ名医シリーズ』に掲載他、日本テレビ『ニュースゼロ』TV東京『ワールドビジネスサテライト』等、テレビ出演も多数。

書籍『2014最新版 現代の赤ひげ 医療最前線の名医12人』に選ばれている。

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