幸福論イメージ2016011月号

結婚の心得について 第1回「日本の結婚事情の変化」(2016年11月号)

2016年7月19日、幸福の科学・総合本部礼拝室で説かれた法話から抜粋してご紹介します(全7回)。

社会問題の根っこには
家庭問題や結婚事情が関係している

 今回は「結婚の心得について」という題を選びました。過去の法話には、あまり結婚についての話がないので、もう少し数をつくっていかないといけないと考えています。
 今、幸福の科学グループでも幸福実現党などが政治関連でいろいろ活動していますが、例えば、老後の年金問題や老後破産、あるいは老老介護や、正規・非正規雇用の問題などは、結局、「家庭の問題」に行き着くし、そのもとは「結婚」まで戻っていくところがあります。実際、結婚のところに社会問題の根っこがあるのかもしれません。
 テレビでは、「非正規雇用だと賃金が低いから、給料を上げてくれ」というような、賃金上げの特集が組まれることもありますが、実はその裏には離婚や子連れ離婚などの問題があります。ずっと働き続けてきた人ではない場合、離婚した後にまた仕事に戻るのはなかなか大変なこともあります。このあたりは上手に隠されて報道されていたりもします。
 このような背景もよく考えて、社会問題を「結婚問題」として捉え直してみる必要もあるのではないでしょうか。

生活の安定や老後を支える
社会的システムとしての結婚

 もともと世間の人たちが結婚をすすめる理由には、生活の安定や一生の人生設計の問題もあれば、ある意味では、国が言っているように、「社会の構造的な仕組みが続いていくため」ということでもあったと思います。
 そのように社会の安定を目指す面もあったので、結婚には個人的な動機から家庭的な動機、それから、地方公共団体や社会のレベル、国家のレベルでの動機までが入っていたのではないかと考えています。
 さて、私の世代の若いころは、核家族問題などがけっこう言われていました。その後、少子化問題が生じて、結婚しない独身の人も増えました。そして年金問題が起きて、今は老後の不安が社会問題の一番に挙げられています。
 古い話で言えば、結婚には「アリとキリギリスの話」のようなところもけっこうありました。つまり、昔の人たちがみな結婚していたのは、老後に備えて家庭をつくっていたところもあったのです。
 しかし、今は個人主義のほうが強くなりすぎて、家庭が、小さなユニットでの一種の〝救済システム”として働かなくなってきたので、個人的な動機だけにとどまる結婚のほうが多くなってきたように思います。個人で生きていくことを中心に考える人のほうが増えてきたのでしょうか。
 ただ、家族の部分は、やはり助け合いのシステムとしての、ひとつのユニット、まとまりだったのです。
 家族というものは、誰かが病気をしたり、誰かが職を失ったりと、いろいろなことがあったとき、他の人がカバーしてくれて食べていけるようなシステムとして回っていたものです。これがバラバラになっていくと、家族がお互いに助け合わなくなる面は強くなります。そうして、勢いや個人的動機だけの結婚が増えてくるのではないかと思います。

結婚適齢期を意味する
〝クリスマスのケーキ理論”

 さらに、都会の場合は結婚しない人の割合が増えてきています。幸福の科学の本部がある周辺の品川区や港区では未婚率は三割を超えて、渋谷区あたりになると四割を超えています。そのように、結婚しない人のほうが増えてきつつあります。
 ところで、私が最初に結婚したのは、三十一歳です。当時はみな、もう少し早く結婚していたようで、三十一歳でもけっこう晩婚だったと思います。……

大川隆法 Ryuho Okawa

幸福の科学グループ創始者兼総裁

1956(昭和31)年7月7日、徳島県に生まれる。東京大学法学部卒業後、大手総合商社に入社し、ニューヨーク本社に勤務するかたわら、ニューヨーク市立大学大学院で国際金融論を学ぶ。81年、大悟し、人類救済の大いなる使命を持つ「エル・カンターレ」であることを自覚する。86年、「幸福の科学」を設立。2016年には立宗30周年を迎え、信者は世界100カ国以上に広がっており、全国・全世界に精舎・支部精舎等を700カ所以上、布教所を約1万カ所展開している。説法回数は2,500回を超え(うち英語説法100回以上)、また著作は28言語以上に翻訳され、発刊点数は全世界で2,200書を超える。『太陽の法』(幸福の科学出版刊)をはじめとする著作の多くはベストセラー、ミリオンセラーとなっている。また、映画「君のまなざし」(2017年初夏公開)など、11作の劇場用映画を製作総指揮している。ハッピー・サイエンス・ユニバーシティと学校法人 幸福の科学学園(中学校・高等学校)の創立者、幸福実現党創立者兼総裁、HS政経塾創立者兼名誉塾長、幸福の科学出版(株)創立者、ニュースター・プロダクション(株)の会長でもある。

『素顔の大川隆法』特設サイト

大川隆法公式サイト

表紙11
続きは本誌へ