仕事術

女性のためのトランスフォーム仕事術 主体的に仕事をしよう②

トランスフォーム仕事術とは、「コツを知り、量をこなしていって、仕事の質をガラリと変える」仕事術のこと。今回は、周りに振り回されず、主体的、自立的に仕事をしていくコツについての続編です。

主体的に仕事をしよう②

あなたの仕事のパターンを変える習慣術

ひとりの仕事と人と関わる仕事

前回に引き続き、主体的に使命感を持って仕事をしていくためのコツについてお話ししましょう。
さて、仕事のなかには、自分ひとりでやるべきもの、ひとりで完結できる種類の仕事があります。
たとえばメールのチェックや企画を練るなど、特別に相手がいない状態で、ひとりで考えるような仕事がそうです。もちろん、超多忙な方が、人に任せたり、ブレーンストーミング的に他人を巻き込むことがあるのは言うまでもありません。
これに対して、他人がいないとできない仕事や作業もありますね。チームで行う作業、あなたがパートを担当していて、お互いに相手がいないと進まない仕事です。
自立して、自分で決断して仕事をする人は、このうちの「ひとりでする仕事」を上手に仕切り、十分に時間をとっています。なぜなら、それはあなたがコントロールできる仕事であり、スケジュールもあなたが自由に決めるべきものだからです。多くの人が関わるプロジェクトや会議などとは違いますね。
つまり、あなたがひとりで完結できる仕事については、自分が主役で、スケジュールもその内容も自分で仕切っていくという強い自覚をもつことが大切なのです。

休日の過ごし方

さて、仕事の癖は、実はプライベートの癖と切り離せないものです。たとえば仕事を先のばしにする癖のある人は、プライベートでも決断が遅く、何事も先にのばしがちなものです。この例に限らず、仕事でもプライベートでも行動パターンは似通っていて、几帳面な人は仕事もプライベートも、おしなべて几帳面なのです。
そこで私が強調したいのは、「休日の過ごし方」です。
つまり、仕事を自分でコントロールしてキッチリしたいなら、オフの日にも、自分のスケジュールをコントロールして過ごすのです。もちろん分刻みのスケジュールにする必要はありませんが、ラフでもいいのでスケジュールを立ててみるとか、全体にリラックスモードでいても、集中して勉強する時間をとるなど、工夫してみましょう。
仕事のときよりも、むしろ休日こそ自分を律するチャンスととらえましょう。

休日の過ごし方

自分なりの見解を持つこと

もうひとつ、自立型のビジネスパーソンになるために欠かせないのは、自分の意見、意志をはっきり伝える人になることです。決して迎合しないと誓ってください。
たとえば、会議で自分の意見があれば、反対が少数であっても堂々と意志を伝えるのです。皆が言っているからまあいいや、というのはこれからはナシ、です。
新聞を読んだり、ニュースを見ても、受け身ではいけません。必ずあなたなりの見解、意見を持つことを習慣にしてしまいましょう。そのために、意見を口に出すのです。これはテレビを見ながらひとりでできますね。
さらにおすすめなのは、あなたの見解を書くことです。文章に表すことで、自分の意見や考え方を客観的に見ることもでき、人に伝える訓練にもなります。しかも自主的に取り組むことで、あなたの精神力も鍛えることができるでしょう。
私は今では130冊を超える著書がありますが、本を出す前には、新聞や雑誌に自分の意見をよく投書していました。このころの修行が、後年、作家としての私に大きく役立っています。
ひとり仕事を意識し、休日も気を抜き過ぎず、自分の意見をはっきり口に出すこと。これであなたも自立して仕事をしていけますよ。

会議、その後に

今月のポイント

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記事DATA

松本幸夫 Yukio Matsumoto

ヒューマンラーニング代表 / 人材育成コンサルタント

1958年東京生まれ。著作は170冊を超え、年間約200回行う研修・講演のリピート率は92%という実績を誇る仕事術の達人。主な著書に『百田尚樹に学ぶヒットを生む仕事術』(総合法令出版)『人生がうまくいく「呼吸法」』(PHP研究所)『自己能力を10倍高めるトランスフォーム仕事術』(幸福の科学出版)『超強運』(あ・うん)『図解 スティーブ・ジョブズのプレゼン術』(総合法令出版)など。著作は、韓国、台湾でも翻訳され、ベストセラーとなっている。