幸福論イメージ2016010月号

連載 離婚多発時代の心構えについて 第3回-人生の変化に備え、 淡々と生き抜くためには

「運命の赤い糸」は存在するか

前回は、多様化する結婚観・男女関係の背景には、生まれ変わりの仕組みに秘密があると述べました。
 「運命の赤い糸で結ばれている」という考え方も非常にロマンチックで、女性誌などでも喜ばれるテーマではありますが、今や、世界の人口は、三億や十億だった時代から、七十億、そして百億の時代へ向かおうとしています。少し人口が増えすぎているので、赤い糸を結ぶのも大変です。
 映画「スパイダーマン」みたいに、糸をピューッと飛ばさないと、なかなかそう簡単にはいきません(笑)。「何星人でも構わない」「宇宙人でも、このへんの星雲中心の方だったら、どなたでも構わない」という感じで、〝クモの糸〟を飛ばさないと運命の赤い糸は結べないかもしれません。
 現代では、宇宙から来た魂もいれば、一部には人間ではない動物などから進化した魂もいると思われるので、客観的に見て、すべてがすべて赤い糸で約束してきた相手だとはどうしても思えないのです。
 もちろん、「運命の赤い糸」で約束した関係もあると思いますが、そうでない関係もあるということです。今回初めて出会ったというケースもあると推定されます。
 また、結婚相手を選ぶ場合も、いわゆるソウルメイト的な考え方はあると思います。
 人間が転生するときには、〝魂のグループ〟というものがあり、だいたい一緒に出てくる集団が数人~数十人いることが多いのです。
 その人たちが、あるときは父親や母親、お祖父さんになったり、あるいは娘や息子、友人になったりと、いろいろと立場を変えて同じ時代に出てくる場合がけっこうあります。
 ソウルメイトのなかの誰かの人生が、途中で〝難破〟した場合、助け合うための「補完機能」が働いてくることも推定されます。

男女ともに必要な人生の〝複線化〟構想とは

ただ、不況時代に入ってきているので、結論としては今後、男性だけが働いて女性を養う時代、男性優位の社会は難しいのではないかと思います。
 以前は、女性が職業婦人になるには必ず最初に資格を取って、とにかく身を護るというケースも多かったのですが、これからの時代は、それだけでもやや足りない気がします。女性でも、普通に男性と同じように働いて、きちんとキャリアパスができてくるような道をつくっていかないと難しいのではないでしょうか。
 一方、「現在の性別は男性だが、中身は男性かどうか怪しい」というような方は、家庭内の仕事ができるようにしっかり訓練をしたり、〝趣味”として掃除、洗濯、料理などに励んだりするなど、早めに勉強しておいたほうがよい時代に入ってくるかもしれません。
 さらに現代は、リストラもしばしば行われるので、職業も〝一本やり〟ではなかなか続かないことも多いでしょう。「何か一つのことができれば、一生食べていける」というようなマイスター、職人的な時代ではなく、違った職業や仕事に就いても生きていけるような、「人生の複線化」ということが非常に大事になってくるかもしれません。
 ですから、若いときから〝備え〟をしなければいけないということです。自分が興味関心を持った領域において、今とは別の仕事もできる可能性を少しずつ磨いておくことが大事になるかもしれません。これは男女ともに言えることです。
 ただ、医学部に行くとか、弁護士になるとか、看護師になるとか、いろいろな国家資格はありますが、そういう資格だけで生きていくのは、少し厳しくなってきつつある気がします。やはり、一般的な仕事のなかでも、熟練して上がっていく能力は必要です。
 もちろん、女性でも才覚があって、個人でオーナー企業的にやっていく方もいらっしゃると思いますが、そうではない一般的な会社においても、ある程度、女性が管理職的な仕事に上がっていく道もつくっていかないといけないと思います。

夫婦の価値観がずれる原因

そのなかで、転勤などが引き金になって、離婚問題が起きることもあるかもしれません。話し合って調整がつくものは、つけていけばよいのですが、調整がつかないものに関しては、基本的に「人生のメインの生きがいとして何を取るか」という問題になると思います。
 もし、仕事の生きがいが非常に大きく、「やはり、今世の魂修行として、この仕事をどうしても取るべきだ」という思いが強く出て来る場合は、仕事を取るべきだろうと思いますし、「仕事なんてどうでもいい」「どんな仕事をしてもいい」「仕事をしなくても、食べていけるならそれでも構わない」という方でしたら、それほど我を張る必要はありません。
 そのように、夫婦で、何十年かの間に価値観がずれてくる原因は、「メインの仕事が何であるか」ということもありますが、もう一つには、宗教的信条などがあります。これは、人間としては、かなり根本的なものです。
 どこの政党に投票するかで意見が分かれるぐらいなら、投票日だけのもめ事だと思います。もし、「夫婦それぞれ、自民党と共産党に勤めている」「別の政党の職員として働いている」となると、少し怪しくなってきて、スパイになる可能性がありますが(笑)、「どの政党に票を入れるか」で意見が分かれるぐらいなら、そこまではいかないでしょう。
 しかし、宗教的信条が、夫婦で極端に離れている場合は厳しいと思います。
 欧米では、キリスト教の方であれば、いろいろな教会に通っています。もし、夫婦で通う教会の宗派が違う場合、結婚するときに宗派を変えて、同じ宗派にする傾向はかなりあります。やはり、通う教会が違う、意見が合わないというのは困るのでしょう。こういう調整がつくかどうかという問題があると思います。

大川隆法 Ryuho Okawa

幸福の科学グループ創始者兼総裁

1956(昭和31)年7月7日、徳島県に生まれる。東京大学法学部卒業後、大手総合商社に入社し、ニューヨーク本社に勤務するかたわら、ニューヨーク市立大学大学院で国際金融論を学ぶ。81年、大悟し、人類救済の大いなる使命を持つ「エル・カンターレ」であることを自覚する。86年、「幸福の科学」を設立。2016年には立宗30周年を迎え、信者は世界100カ国以上に広がっており、全国・全世界に精舎・支部精舎等を700カ所以上、布教所を約1万カ所展開している。説法回数は2,500回を超え(うち英語説法100回以上)、また著作は28言語以上に翻訳され、発刊点数は全世界で2,200書を超える。『太陽の法』(幸福の科学出版刊)をはじめとする著作の多くはベストセラー、ミリオンセラーとなっている。また、映画「さらば青春、されど青春。」(2018年初夏公開)など、12作の劇場用映画を製作総指揮している。ハッピー・サイエンス・ユニバーシティと学校法人 幸福の科学学園(中学校・高等学校)の創立者、幸福実現党創立者兼総裁、HS政経塾創立者兼名誉塾長、幸福の科学出版(株)創立者、ニュースター・プロダクション(株)の会長でもある。

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