仕事術

女性のためのトランスフォーム仕事術 主体的に仕事をしよう① 時間活用術

トランスフォーム仕事術とは、「コツを知り、量をこなしていって、仕事の質をガラリと変える」仕事術のこと。
今回は、周りに振り回されず、主体的、自立的に仕事をしていくコツについてです。

主体的に仕事をしよう①
時間活用術

自立する時間活用を

能率のいい時間

多くの方は、相手優先でスケジュールを立てがちです。相手というのは仕事の取引先、お客様、会社の上司、他部署の人、あるいは友人、親戚なども含めてです。

仮に、得意先から、「ちょっと打ち合わせをしたい」と言われたとしましょう。「わかりました。何日が都合がよろしいですか?」とあなたが言った時点で、スケジュールは相手主導となり、相手の都合のよい時間でスケジュールを組まれてしまいます。

もしもこの時間が、あなたの仕事の能率のいい時間、いわゆるプライムタイムならどうでしょうか?

あなたは、自分の能率の高まる時間をみすみす逃してしまうのです。このパターンが、あなたのスケジュールを決めているかなりの部分ではありませんか?
そして、打ち合わせなどのアポが入っていない時間に仕事をするというのでは、他人にふり回されるスケジュールの組み方です。自分から主体的に、あなたが主導権をとって予定を組むように心がけてみましょう。

まずは、あなたが自分で決めた日程を口にしましょう。「来週の木曜の午後はいかがですか?」という具合です。あまり時間を指定しすぎてはプレッシャーになりますから、「午後」などと少し幅を持たせて言います。また、ビジネスではひとつの提案は現実的ではありませんから、必ず代替案を出すこと。「あるいは、金曜の午前はどうでしょうか?」と続けるのです。

万一両方ふさがっていたとしても、調整すればいいだけのこと。自分の予定をしっかり伝えていくことです。相手主導のスケジューリングから脱却しましょう。あなたのスケジュールを決めるのは、あなたなのです。

 

優先順位のつけ方

優先順位

優先順位のつけ方では、「上司目線で考えましょう」と、私はよく研修でお話ししています。つまり、会社全体からみたら、果たしてその仕事は優先順位が高いかどうかを考えるのです。これはその仕事の重要度をはかる尺度にもなりますね。

さらに、もうひとつは将来性です。つまり、今はあまり大切でなくても、半年、一年たてば重要度が増すという仕事もあります。ここもおさえると、“できる”優先順位のつけ方になります。

しかし、もっとも大きな尺度になるのは、あなたの価値観です。「自分にとって果たしてこの仕事は大切なのか?」と、ときには自分の心に問うてみてください。

答えがイエスなら、あなたはその仕事をグイグイと主体的に進めていくことができるでしょう。なぜなら、あなたは使命感を持って取り組んでいるからです。つまりその仕事は、自分の人生の目的にもかなった優先順位の高い仕事だということです。

ですから、優先順位をつけるとき、上司や会社の目線、あるいは将来性という尺度がありますが、これらすべてを越えるのが、「あなたの価値観」なのです。

 

仕事は自分で作り出すもの

以上、スケジュールと優先順位のつけ方のヒントをお話ししました。
もうひとつの心構えは、「仕事は自分で作り出していく」ということです。与えられた仕事をただこなしていけばいいのは、新人だけに許された“特権”でしかありません。

仕事は、創意工夫して自分で生み出してこそ、毎日前向きに取り組めるものです。私の研修の受講生でも、「自分で受けたいから会社に頼んで受けにきました」という人は、吸収力もモチベーションも高いのですよ。
次回さらに、自分で仕事を生み出して、生き生きと仕事をするコツをお話ししていきましょう。

時間活用ポイント

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記事DATA

松本幸夫 Yukio Matsumoto

ヒューマンラーニング代表 / 人材育成コンサルタント

1958年東京生まれ。著作は170冊を超え、年間約200回行う研修・講演のリピート率は92%という実績を誇る仕事術の達人。主な著書に『百田尚樹に学ぶヒットを生む仕事術』(総合法令出版)『人生がうまくいく「呼吸法」』(PHP研究所)『自己能力を10倍高めるトランスフォーム仕事術』(幸福の科学出版)『超強運』(あ・うん)『図解 スティーブ・ジョブズのプレゼン術』(総合法令出版)など。著作は、韓国、台湾でも翻訳され、ベストセラーとなっている。