女性のためのトランスフォーム仕事術 トランスフォーム手帳術②

トランスフォーム仕事術とは、「コツを知り、量をこなしていって、仕事の質をガラリと変える」仕事術のこと。効率よく仕事をする上で大きな役割を果たす手帳。その理想的活用法とは?

トランスフォーム手帳術②
手帳は最強の〝夢実現ツール

手帳で目標を実現させましょう

前回は、「手帳の基本3大ルール」ということで、①手帳選びは相性や第一印象を大切にすること、②手帳の3大機能であるスケジュール、記録、目標管理を使いこなすこと、③手帳は1日3回は見直して臨機応変に変更していくこと、などをお話ししました。
今回は「目標管理」に的を絞ってお話ししていきましょう。
まず、手帳には自分の目標を書くようにしましょう。ただし、最終の目標だけでは不十分です。手帳を目標の実現に至るまでのツールにしてしまいましょう。
別の言い方をしますと、目標に到達するための行動管理、橋渡しに活用するのです。今回は、その方法をお伝えしますね。
たとえば、英検1級を取ることが今年の目標だったとします。
まずは、手帳を開いてはじめのページや、その月の見開きにでも、大きく「英検1級合格、10月まで!」 と書いておけば、毎日手帳を開くたびに目に飛び込んできますね。ですから、なまけたいとか、遊びたいと思った日があっても、「頑張らないと!」と自分を奮い立たせることができます。

 

目標に対して今日何をするか

そのように、目標を書いておくと、その達成に向けた行動のきっかけになります。が、大切なことは、「今日何をするべきか」なのです。これをしっかり、手帳のその日の欄に書き出します。これがとても大切なんです。
今の英検の例なら、単語を10語覚えるとか、テキストを15ページ読むといった、小さな、しかし具体的な行動を手帳に書き出すのです。
積小為大といいます。1日10語が100日で1000語、200日で2000語となっていくのです。手帳にその日々の小さな行動、今日やるべきことを書いておくと、行動管理ができます。

今年中に5キロダイエットという目標なら、今日はウォーキング15分とか、明日はホットヨガスタジオへ行くなどと書き出していくわけです。ぜひあなたも、自分の目標に置き換えて考えてみてくださいね。
大目標と毎日の行動。このふたつを手帳にしっかりと書いていきましょう。この組み合わせで手帳が夢実現のツールになるのです。

 

ふたつのToDoリストを使いましょう

ところであなたは、今日やるべきことをリスト化していますか?
その日にすべきことは書き出す習慣をつけましょう。そして、やり終えたらそこにチェックしますと、達成感が味わえますから、終わったら必ず、○でも×でも他の印でもいいのでマークしましょう。
さて、ここからがポイントです。毎日やるべきことを書いておくのはいいのです。しかし、これだけですと、どうしても仕事の視野が狭くなりがち。もう少し全体に目を向けましょう。

そのためには、1日のやるべきこととあわせて、1週間単位のやるべきこと、ToDoリストを準備するといいのです。
というのは、私たちの仕事の中には必ずしも1日では終わらない仕事がありますね。これを1週間というスパンでみますと、うまくカバーできるのです。
また、どうしても1日単位では小さな仕事ばかり書いてしまいがち。これを1週間単位で考えることによって、大きな仕事にも目が向くことになり、バランスがとれるのです。
たとえば、今週中に仕上げる企画書Aがあるとしましょう。今日やるべきことは企画書Aのねらいを書くこと。明日は各項目のデータを揃える。明後日は……、というように、週間単位で全体を見て、その日にやるべき具体的な行動に落とし込むわけです。

 

楽しい使い方を工夫しましょう

大切なのは、手帳を使いこなして、目標を達成していくことです。そのためには楽しい要素も盛り込みましょう。

おすすめは、視覚的な手帳にすることです。行きたい国の写真をはさむとか、憧れのモデルさんを目標のページに貼るとか、楽しい使い方も工夫して、活用していってください。

次回は、仕事上の使い方でふれていないことをまとめたいと思います。楽しく、長く、手帳を使いこなしていきましょう。

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記事DATA

松本幸夫 Yukio Matsumoto

ヒューマンラーニング代表 / 人材育成コンサルタント

1958年東京生まれ。著作は170冊を超え、年間約200回行う研修・講演のリピート率は92%という実績を誇る仕事術の達人。主な著書に『百田尚樹に学ぶヒットを生む仕事術』(総合法令出版)『人生がうまくいく「呼吸法」』(PHP研究所)『自己能力を10倍高めるトランスフォーム仕事術』(幸福の科学出版)『超強運』(あ・うん)『図解 スティーブ・ジョブズのプレゼン術』(総合法令出版)など。著作は、韓国、台湾でも翻訳され、ベストセラーとなっている。