こころと漢方 「ニキビ(吹き出物)」 

ニキビ(吹き出物)

暑い夏は汗や湿気でニキビ(吹き出物)に悩む方も多いのではないでしょうか。

ニキビは不規則な生活やストレスで老廃物が溜まり、胃腸の調子が悪くなって起こります。若者の“思春期ニキビ”は、ホルモンバランスの乱れや過剰な皮脂分泌も原因のひとつです。

思春期ニキビに主に処方される漢方薬は清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)です。君薬(中心薬)は防風(ぼうふう)と薄荷(はっか)で、冷やすことで化膿や炎症を抑えます。大人ニキビや体力の落ちている方には、荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)が多く処方されます。これらの漢方は化膿を鎮め、膿を排出させるため、蓄のう症や扁桃腺炎(へんとうせんえん)にも効果があります。

また、ニキビには昔からはと麦が効くと言われます。はと麦は薏苡仁(よくいにん)という名で漢方に存在し、主に痛みや消炎目的の漢方薬に配合されています。 はと麦を乾煎りして粉にし、煮立てたものを飲むと甘くおいしく、ニキビのほかに水イボや便秘にも効きます。

そのほかお酒や甘いもの、脂分や刺激物は避け、心身ともに健康で規則正しい生活を送りましょう。

 

ニキビによく処方される漢方薬

若い方、体力のある方…清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)

体力のあまりない方…荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

どちらも防風(ぼうふう)と薄荷(はっか)が配合されており、化膿や炎症を抑えます。ニキビなどの肌トラブルのほか、蓄のう症や扁桃腺炎にも多く処方されます。

 

Dr.ジョージの漢方こばなし

「パーソン論」という考え方が日本に上陸しました。簡単に言えば、胎児や脳死・植物状態の方、重度の障害者、アルツハイマー病の方などの人格を認めないというもの。「役に立たないものは認めない」という考えは、「あらゆるものは薬になる」という東洋医学の思想に反しています。さらに「すべてはその存在自体が尊い」という、東洋医学の原点である仏教の教えからも納得できるものではありません。心や魂を無視した極端な臓器移植推奨の唯物論的な考え方は、なんとしても阻止しなければいけません。

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小林城治 Joji Kobayashi

精神科・心療内科医

医療法人社団ヘルメス会「J戸越銀座クリニック」理事長。

高い実績を認められた復職支援(リワーク)の専門機関、薬だけに頼らない療法で社会復帰をサポート。現代書林『赤ひげ名医シリーズ』に掲載他、日本テレビ『ニュースゼロ』TV東京『ワールドビジネスサテライト』等、テレビ出演も多数。

書籍『2014最新版 現代の赤ひげ 医療最前線の名医12人』に選ばれている。

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