愛と死を 見つめる日々に育んだ “一日一生”の思い 『愛する人が死ぬ前にやっておくべきこと』著者 臼井由妃さん

夫の余命宣告――実体験から生まれた本

結婚して3カ月で、愛する夫が余命半年と宣告されたら――。臼井由妃さんが実体験を元に執筆した『愛する人が死ぬ前にやっておくべきこと』。遺された者の“その後の幸せ”のために準備すべき、葬儀や相続などの実務的な事柄から、周囲の心のケアまで、正直な言葉で紡がれた一冊です。著者の臼井さんに、執筆のきっかけや本に込めた思いを伺いました。

「いつかこういう話を書いてみたいと思っていたのですが、やっと機会をいただきました。いざ死を前にすると、愛や幸せが一瞬で飛んでいってしまうこともあるという現実を実体験で伝えたかったんです。でも実務的な内容が伴わない本にはしたくないなと。そのバランスを取るのが大変でした」

33歳のとき、28歳年上の男性と結婚をした臼井さん。しかし新婚3カ月で、ご主人はがんで余命半年の宣告を受けてしまいます。

「これから2人の時間を育んでいこうというときの余命宣告でした。主人も怖かったはずなのに、『人間いつか死ぬんだから、現実を否定していたら進めないよ』と私を励ましてくれたんです。それから主人が亡くなるまでの12年間、2人でやってきたことや当時の思いを振り返りながら執筆しました」

 

愛する人を拍手で見送りたい

「“余命幾ばくもない夫と結婚したばかりの、年の離れた妻”というと、周りからはかわいそうに見えたかもしれません。ですが『夫婦で話し合って死に向き合っていけるのは、幸せだな』と、だんだん思えるようになりました。

私と主人は、よく“人生劇場”という言葉を使っていました。人生の幕がいったん閉じても、主人は天国で、私はこちらの世界で、また新しい劇場が始まる――。だからこそ愛する人には『いい終わり方だったよ。ありがとう!』と拍手できるような最期を迎えてほしかったんです。…

 

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『愛する人が死ぬ前にやっておくべきこと』
臼井由妃 著/日本実業出版社
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臼井由妃
【HP】www.usuiyuki.com
【Blog】ameblo.jp/dr-yuki
【Facebook】www.facebook.com/yuki.usui1

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臼井由妃 Yuki Usui

ビジネス作家・エッセイスト・講演家

理学博士・健康医科学博士・MBA・行政 書士・宅建主任者・栄養士 等。33 歳で結 婚後、ガンに倒れた夫の後を継ぎ、会社経 営にたずさわる。現在は、ビジネス作家・ 講演者・経営コンサルタントとしても活躍。 著書に『デキる女は仕上げがうまい』(あさ 出版)、『40 代を素敵にしなやかに生きるシ ンプルセオリー』(アスペクト)など多数。

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