「ホリスティック医学」が教える 「心」と「魂」があなたの健康をつくる

人間を体だけでなく心や魂の面から捉えなおした「ホリスティック医学」という新しい医学が広まっています。習慣的思考や魂の力を高めて、本当の“健康”をつくる方法を一般財団法人日本ホリスティックライフ協会代表理事、ひらやまれいこさんに伺いました。

 

“病気のデパート”と呼ばれた10代

私が「ホリスティック医学」に出会ったのは、まだ10代のころ。無理をしすぎて体がボロボロになり“病気のデパート”と呼ばれていたときです。ある日、病院で診てもらうと、「頭が痛いのは内科、胃腸は消化器系、足は整形外科へお願いします」とパーツごとに違う病院に行くようにと言われました。
「たくさんの症状が一度に出ているのは、根本的な原因があるはず。パーツごとに治しても意味がないのでは?」そう考えた私は新しい医療を探し、ホリスティック医学にたどり着いたのです。

 

「ホリスティック医学」の基本的な考え

ホリスティック医学では「人間は単なる肉体ではなく、心と体と魂が統合された存在である」と考えます。アメリカ医学界の権威、アンドルー・ワイル博士は自身の著書に「人間は肉体的な器官だけでなく、精神的・霊的な作用も含めた大きな自然治癒力のシステムを持っている」と書いています。この自然治癒力に影響を与えるのが思考の力です。
ネガティブな思いは自然治癒力に悪影響を及ぼし、生命力や生きる気力を奪ってしまいます。体に病気が現れるだけでなく、最悪の場合、自分で命を絶ってしまう人も出てくるのです。

 

思考が体に与える影響

人間は一日に6万個以上のことを考え、そのうちの約90%が習慣的思考であり、さらにその中の80%はマイナス思考だといわれています。人間は、いつも同じようなことを悩みながら生きているということですね。
思考の力の偉大さについては、世界的な細胞生物学者ブルース・リプトン博士のこんな実験結果があります。膝を故障した患者を3つのグループに分け、2つのグループにはそれぞれ違う手術を、3つ目のグループには、そうと伝えず偽の手術をしました。
すると驚くことに、偽手術をしたグループにも、手術を受けた2つのグループとまったく同じ効果が現れ、ある人は孫とバスケットボールができるほど回復しました。「自分は手術で膝が治った」と信じただけで、本当に健康になれたのです。

 

習慣的ネガティブ思考は呼吸法の実践で明るく

古代より、東洋でも西洋でも呼吸には神秘的な力があると信じられてきました。腹式呼吸には体にたっぷりと酸素を取り込み、新陳代謝や脳を活性化する効能があります。
また人間の脳は、“ありありと思い描いたこと”と“現実”の区別がつかないといいます。ですから、「呼吸をするたびに大宇宙の輝くエネルギーが内側に満ち、細胞一つひとつが光輝いていく」とイメージをすると、体はポカポカし心も晴れ、明るくなっていきます。ネガティブな習慣的思考が明るく変化していくのです。
ホリスティック医学では、「人間は“食べること”“息をすること”などを通して、すべての存在とつながっている、トータルな大きな存在である」と考えます。こうした人生観・健康観は現代人に必要なのではないでしょうか。
私は多くの方に「心と体のアドバイザー」になってホリスティックの価値観を一緒に広めていただきたいと願っています。資格を取得したある看護師さんは「20年来の疑問が解けました」と喜んでくださいましたよ(笑)。

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ひらやまれいこ 

放送作家・心と体の健康アドバイザー・㈳日本ホリスティックライフ協会代表理事

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