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結婚したいのに、できない……。

結婚したいのに

会社の事務職として、私なりに懸命に仕事をしながら日々を送ってきました。けれど最近、20代の女性たちと一緒に働く中で、自分の立場の不安定さや、体力の衰えをひしひしとを感じ、憂鬱な日々が続いています。気が付いたらもう40代半ば。「ご縁があれば、きっと結婚できるはず……」と思いながら、過ごしてきましたが、理想の男性は現れませんでした。地方に住む両親の介護のことや、(給料のことも考えると)自分の老後も気がかりです。やはり結婚したいのですが、相手がいません。どうしたらいいでしょうか?

(45歳・女性・会社員・独身)

 

「結婚」に向けて積極的に動いてみる

現代は、ひと昔前とは時代背景が違うため、「まじめに頑張っていたら、いいご縁があるに違いない」というのは、少し難しい話かもしれませんね。以前であれば、職場やご近所、親戚など、積極的に結婚の世話をしてくださる方がいましたが、現代は、上司や同僚が「結婚したいの?」「彼氏はいるの?」と聞いた場合、セクハラと勘違いされてしまうこともある時代です。

もしあなたが職場で男性から「あの人、一生懸命仕事してるし、良さそうなんだけどな」と好意を持たれていても、「結婚したいと思ってないのかな?」「もしかしたら、お付き合いしてる人がいるかもしれない」と思われたまま、時が過ぎてしまったということも考えられるでしょう。

あなたの文面からは、とても素直で受け身なタイプというお人柄が伝わってきます。“結婚したい”という思いを信頼できる周囲の人に意思表示しておくなど、もう少し積極的に動き出してみてはいかがでしょうか。

 

“理想の男性像”を一度白紙に戻してみる

ひとつ気になったのが「理想の男性は現れなかった」というあなたの言葉です。あなたが描いていた“理想の男性”は、20代のころに描いていたものと同じですか? もし同じなら、その理想像を一度、白紙に戻すことをおすすめします。

40代になると、社会経験を豊富に積んできた分、男性を見る目が肥えています。加えて地域や職業、年齢や年収、外見など、さまざまなことを求めてしまいがちです。その気持ちも分かりますが、多くの条件に捉われすぎて、せっかくのご縁を自ら切り捨てていることもあるかもしれません。

また、あなたが理想とする男性がどんな女性を望むのかを想像し、冷静に“自己客観視”することも必要です。それらを踏まえ、心を静かに見つめ、これからの人生を生きる上で、パートナーに望む条件を1つ、多くても2つ挙げてみましょう。もしくは、どんな人なら幸せにできるかを考えてみましょう。

 

良縁を引き寄せる秘訣

私どもの幸福結婚相談所では、数多くの結婚の奇跡に立ち会いますが、必ずといっていいほど、等身大の自分を知り、両親や周囲の人々への感謝が深まっていったときに、ふさわしい相手が現れてきます。

結婚について真剣に考え、素晴らしい家庭を築き、世の中のお役に立っていきたいと強く願えば、天上界の神々も応援してくださり、ふさわしい時機にふさわしい相手が必ず現れてくるでしょう。

45歳という人生の折り返し地点。体力の衰えや更年期などで気持ちが暗くなることもありますが、すべてを受け入れ、等身大の自分を愛してあげてください。「今日もいい日になるに違いない」と思う心や、日々の何気ない出来事に感謝、感動できる明るい心が、“わらしべ長者”のように、良縁を引き寄せるための秘訣となります。

あなたが素敵な伴侶と巡り合い、ダイナミックで積極的な人生と安らぎのある家庭を築かれますよう、心から応援しています。

 
(2015年9月号)

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横森しず香 

幸福結婚相談所(2006年設立・幸福の科学の会員向け)所長。

登録者一人ひとりに真剣に向き合い、母のような愛に満ちたアドバイスで、数多くのカップルを成立させ結婚に導いている。

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