幸福の科学学園レポート Vol.8 ~魂のきらめきとともに~

「“感謝”でひとつになる体育祭」

幸福の科学学園の「体育祭」は、年に一度の大行事だ。毎年、テーマを立てるが、常に変わらない理念がある。それが「感謝」だ。全寮制の那須本校には、全国から生徒が来る。いつも離れて暮らす家族に、何よりも「感謝」を伝えたいという。

体育祭前日の夜、全校生徒の前で、ひとりの高2生が、「僕はいつも母親に、素直に感謝の言葉を言えず、話していると、つい“うるさいなあ”と言っちゃう。でも明日は必ず“ありがとう!”と言うから、みんなも家族に“がんばるよ、ありがとう!”と言葉にしてください!」と発表した。それに応える、会場中に響く大きな返事と拍手を聞いたとき、これほどまでに生徒たちの心が「感謝」でひとつになっていることに驚いた。

今年のテーマは「『虹になろう』七色の結束」だ。体育祭当日は、朝から各種目ごとに真剣勝負で競いあう。入学後、数カ月しか経っていない中1生が、ずっと大人に見えるであろう高校生に必死でついていく姿が本当に愛おしい。先輩の後ろ姿に後輩が学ぶ、中高一貫校の良さだ。各団共に、めいっぱい声を張り上げて応援し、すべての競技が終了した。

締めくくりは、高3生による「感謝セレモニー」だ。音楽にあわせて踊りながら、家族と後輩たち、そしてこの日、駆けつけてくれた卒業生へ、感謝の言葉を叫ぶ。「先輩方、この学園の伝統をつくってくださりありがとうございます」「お母さん、あなたのやさしさに何度も何度も勇気づけられました」――突然、私の頭に、入学したころの幼い顔が浮かび、高3生が過ごした学園での思い出が次々と蘇った。なんてたくましく成長したのだろう。見ると、グラウンド中が静まりかえり、保護者のひとりは「学園に入って本当に子供は変わりました」と泣いていた。こんな光景、今まで見てきた学校の体育祭では見たことがない。この、正真正銘の堂々とした高3生の「感謝」の姿こそ、学園の象徴だ。もうどの団もない、みんなで流した最後の涙が、青空に大きな七色の虹をつくった。

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竜の口法子 Noriko Tatsunokuchi

幸福の科学学園宗教教育担当

1969年静岡県生まれ。文教大学文学部を卒業後、学習塾講師を経て幸福の科学に出家。専務理事、幸福の科学出版(株)副社長、幸福実現党女性局長などを歴任し、2012年より現職。本誌にて「竜の口法子の学級日誌」(p.90)を連載中。