「あげママの条件」第二回(2015年7月号)

第二回 人生を懸けるに足る徳目「真・善・美」

母親の知力が高い場合の盲点

前回は、よくできた人間となるための条件として「知・情・意」をあげました。この三つが人間の精神形成において重要なものであり、母親として知的レベルに自信があったとしても、人間が感情の動物であり意思の動物であることを忘れていたら、片手落ちであるという話をしました。
母親の知力が高い場合、それが子供の意志ややる気を挫く場合もあります。それは勉強だけとはかぎりません。たとえば、お母さんがバイオリニストとして、プロ級の腕前だったとします。それで、子供も幼児バイオリンに通わせて、「下手ねえ、ほんとにあなたは。もう、ガラスをかきむしっているような音しか出てないじゃない」みたいな感じの言われ方をしたとします。勉強ではなくても、それは十分堪えますし、自分に才能がないのだと子供は信じこみ、やる気がなくなっていきます。
そのように、母親が優秀だったことが子供のやる気を挫くことがあるのです。そうした特殊な技能や才能を持っていることは、その人自身は褒められたことですが、ほかの人の可能性や意欲、あるいは、“芽の部分”を摘んでしまうこともあります。
このような部分について客観視ができないと、失敗しているのに自分のせいとは思わず、人のせいだと思い、子供が悪いか、周りが自分の努力を認めてくれていないだけだというふうに思ってしまうことがあります。

 

「過ぎたるは、なお及ばざるが如し」

プロ級の才能や知識を持てば持つほど、一般の人や子供などはすごく未熟に見えるのです。ですから、客観的には言い過ぎていることがあるのですが、本人には分からないことがあります。

大川隆法 Ryuho Okawa

幸福の科学グループ創始者兼総裁

幸福の科学グループ創始者 兼 総裁。1956(昭和31)年7月7日、徳島県に生まれる。東京大学法学部卒業後、大手総合商社に入社し、ニューヨーク本社に勤務するかたわら、ニューヨーク市立大学大学院で国際金融論を学ぶ。81年、大悟し、人類救済の大いなる使命を持つ「エル・カンターレ」であることを自覚する。86年、「幸福の科学」を設立。信者は世界100カ国以上に広がっており、全国・全世界に精舎・支部精舎等を700カ所以上、布教所を約1万カ所展開している。説法回数は2800回を超え(うち英語説法120回以上)、また著作は30言語に翻訳され、発刊点数は全世界で2400書を超える。『太陽の法』(幸福の科学出版刊)をはじめとする著作の多くはベストセラー、ミリオンセラーとなっている。また、映画「心に寄り添う。」(ドキュメンタリー・2018年5月公開)、「さらば青春、されど青春。」(実写・同年5月公開)、「宇宙の法-黎明編-」(アニメ・同年10月公開)、「僕の彼女は魔法使い」(実写・2019年公開)など、15作の劇場用映画を製作総指揮・企画している。ハッピー・サイエンス・ユニバーシティと学校法人 幸福の科学学園(中学校・高等学校)の創立者、幸福実現党創立者兼総裁、HS政経塾創立者兼名誉塾長、幸福の科学出版(株)創立者、ニュースター・プロダクション(株)会長、ARI Production(株)会長でもある。

大川隆法公式サイト

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