香りをもっと楽しもう!「フレグランス」座談会

Illustration by Mika Kameo

香水やルームフレグランスの上手な香らせ方って?香りの効能や読者たちの香りの取り入れ方をご紹介します。

蓑田美那:M
ヘア&メイクアップ・アーティスト。混合肌。1男の母。出産後、肌質の変化からほとんどのコスメを自然派にシフト。

千馬有希子:C
本誌美容ライター。1男1女の母。超乾燥肌のため、いちばんのお手入れポイントは保湿。最近は、エイジングケアも強化中。

大澤美也子:O
アーティスト。歌をうたう仕事なので、気をつけているのは肌と喉の乾燥対策。敏感肌のため、コスメは慎重にチョイス。

 

C 香りって一瞬でその人を印象づけますよね。内面が現れる気がするというか。男女を問わず香りを上手につけている人って、それだけで好感度が上がりません?

OM そうですね!

M 以前は香水はしっかりつける派だったんですが、子供が生まれてからは、強い香りはあまりつけなくなりました。子供っていろいろと敏感な気がして。でも子供にとっても、なにかしら香りとか音楽とかがある環境で育ったほうが、五感の発達にはいいそうなんです。なので、香水をつけるなら、ちゃんとしたものをつけようって思うようになりました。

C それはありますね。

M 出産すると自分も敏感になるから、素材がいいものじゃないと受けつけなくなるんですよね。

O ケミカルなものより自然な素材のものってことですか?

M というわけではなくて、ケミカルなものでもいいものはあるし、自然のものでも質の悪いものはあるので。作ってる人の「思い」がいいものっていうのかな。

C そこは大事ですよね。香りに限らずすべてにおいて。

M 大事。以前に比べると、作っている会社とか社長の理念をよく読むようになりましたね。人気があるものでも、理念がよくないものは使いたいと思わなくなったし。

C 香水のつけ方って難しくないですか? 香りの好みって本当に人それぞれで、自分が好きな香りが人によっては苦手だったりもするし、その逆も。

M 香りは薬にも毒にもなるんですよね。

O この前、電車のなかで隣の人のつけている香水で気分が悪くなって、電車降りちゃいました。

C 「香害」って言葉もあるくらいなので、つけすぎには気をつけないと。上手に香りをつけるのってけっこう難しいですよね。

M 以前、香りのカウンセリングをしてもらったことがあるんですけど、その方が、“香りのつけ方が上手な人は下半身につけてる人が多い”って言ってましたよ。ひざの裏とかスカートのすそとか。

C ひざ裏10センチ下あたりがおすすめっていいます。洋服だったらポケットの中に1プッシュするとか。香りが強いオーデトワレやパルファムのような濃度高めの香りは、ふわっとさりげなくつけるのが上品。

M そのときの体調とか状態によって合う香りってありますよね。私は、出産前は苦手だったティーツリーが、出産後はすごく好きになりました。ティーツリーには殺菌効果があるそうなので、風邪予防のためにも最近はティーツリーのアロマをディフューザーで香らせることが多いですね。

O ラベンダーの香りは太るって聞いたことがあります。食欲増進につながるみたい。逆にグレープフルーツとかレモングラスとかの柑橘系の香りは痩せるそうです。

MC そうなんですか!

M ラベンダーは心にも体にも万能って言いますよね。直接肌につけても大丈夫なアロマで、ニキビにも効くし、やけどにもいいそう。私、ラベンダーは基本苦手なんですが、たまに寝るときに、枕元に置きたくなる日があるんです。

C 安眠できそうですね。私もアヴェダのラベンダーオイルを使うことがあります。私は編集部の近くにあるホテルの香りが好き。すごく癒される。いい香りの空間って、最高のおもてなしですよね。

M オリジナルの香りを出していて、販売もしてるホテルもありますよね。

C 香りのおもてなしって素敵だな~って思うんですが、逆に苦手な香りのホテルもあって。仕事で行くことが多いところなんですが、疲れてたり寝不足だったり、体調がよくないときは気分が悪くなるのでたいへん。

M やっぱり香りは人それぞれ好みが違うから、良し悪しなのかもしれませんね。香水でも、お店でいい香り! と思っても、実際につけて1日過ごしてみないとわからないですし。テスターで紙につけてもらうと、トップノートの香りがいつまでも残る感じだから、肌につけないと本当の香りの変化ってわからないんですよね。

C 同じ香りでも人によって香り方は全然違いますしね。

O 体温に影響されるんですよね。

C そう、体温が高い人のほうが香りが強く出る。

M 香りの出方って、肌のpHでも変わるんですって。最近、体温とか肌のpHとかを分析して、その人にぴったり合う香水を処方してくれるところができたらしいですよ。

C そういえば、「香水の都」って呼ばれている南仏のグラースに、自分だけの香水が作れるところがありますよね。

M そうそう! いいですよね~。オーダーメイドの香水を作ってくれるところは日本にもけっこうありますけど、作れる範囲が狭いというか。それほど特別感がないし。

C 日本語で申し込めて、日本語で講習が受けられるので、敷居が高くないのもいいですよね。しかも、自分でその香水の名前をつけられて、その香りのレシピを永久保存してくれるんです。

OM すご~い!

M 私、本当に好きな香りって、イメージはしっかりあるんだけど、まだ見つかってないんです。ぜひグラースで見つけたい(笑)。

C 世界にひとつだけの自分の香りっていいですよね!

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