冷えとり診療専門家・武永慶子先生に聞く! 「冷えとり」治療の方法

冷えとり健康法を使って、12年間診療を続けている武永先生に、東洋医学から見た冷えとりの意味やその効果、実践方法などについて伺いました。

☆冷えとりの方法を教えてください

「頭寒足熱」の心がけと食事のコントロール、そして、ストレスをためないことです。

第一に頭寒足熱です。

頭寒足熱とは、文字通り頭を冷やし、足を温めて、上半身と下半身の温度差をなくすこと。具体的には、毎日、靴下の重ねばきや半身浴、足湯などで足を温めます。また、手首や額、首がほてる場合は、保冷剤などで冷やします。

ふたつ目は、食事です。

海藻と豆を中心にした玄米菜食を心がけ、しっかり噛んで、時間をかけて食べます。食べすぎは病気になりやすく、冷えにもつながるため、注意しましょう。また、甘いものと冷たいものの取りすぎには注意しましょう。

3つ目は心です。

体の毒には、精神的な毒も含まれます。ストレスは毒を作ってしまうので、心に溜まった毒もきちんと流して、溜めないようにしましょう。
頭寒足熱で体に溜まった毒を外に出しながら、食事と心に気をつけて、新しい毒を溜めないことが大切ですね。

診療所説明写真

 

冷えとりは体の根本から健康になる治療法。
めんどくさがらず毎日続けることです。

冷えとり治療の考え方とは、「今までの生活が病気をつくったのだから、その生活を変えれば健康になる」というもの。冷えにより、一度落ちてしまった生命力をもう一度引き上げるのです。

その前提には、「元々、人間にはそれだけの力が宿っている」という考え方があります。
ですから、「病院でお金を払って治してもらう」と考えるのではなく、冷えとりは自分の意思で行うもの。

なぜなら、診療所にいるときだけではなく、普段の生活で実践することで効果を発揮するからです。それを面倒に思う人もいるかもしれませんが、病気に限らず、すべてのことは原因があって起きます。その原因を見つけて改善することで、再び健康体に戻ることができるなんて、素晴らしいと思いませんか?

ぜひ多くの方が冷えとりを実践し、身も心も根本から健康にキレイになられることを願っています。

☆冷えとりQ&Aはこちら

 

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記事DATA

武永慶子 Keiko Takenaga

武永診療所院長

大学卒業後、渡独。バイエルン州立ミュン ヘン大学医学部卒業の後、中国にて東洋医学を学ぶ。現在、 築地にて武永診療所を営み、「冷え取り診療」を行っている。