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元祖キャリアウーマンの人生ストーリー 東條保子さんインタビュー

“なりたい”じゃなく“なる”と決意すること――
それが繁栄のキーワードです。

寝ても覚めても“仕事が好き”で、妻となり母となっても、フルタイムで働き続けた東條保子さん。
男尊女卑が激しい時代の中で、夫婦共働きで女性管理職として活躍し、49歳で独立を決意。
67歳の現在も会社を率いる、そのパワフルな魅力に迫ります。

 

「死ぬ3日前まで働く!」

「とにかく仕事が好き!」と語るのは、コンサルティングやITシステムで企業を支える東條経営科学研究所 代表取締役社長の東條保子さん。

「私の人生のテーマは『死ぬ3日前まで働くこと』です。教師だった祖父が、亡くなる3日前まで働いていたことと、元教師の母の『仕事を続けていればよかった』という言葉から、『私は生涯働こう』と決めました」

佐賀県出身の東條さんは、大学進学で上京。両親の影響もあって教員免許を取るも、「佐賀で教師になれ」という親の意向に反して、東京の企業を受ける。

「どうしても東京に残りたかったんです(笑)。面接では面接官に、『定年まで勤めさせてくれますか』と尋ねました。ほとんどの会社が『女性は30歳を超されますと……』と言葉を濁す中、『定年までいてください』と言ってくれたIBMに入社しました」(中略)

 

「人にものを教えたい」という衝動で、起業を決意

IBMに勤めてから27年、49歳のとき、東條さんは独立を決意。コンサルタント事業をスタートさせた。起業した理由は?

「私のもうひとつの人生のテーマが『教師になること』なんです。わからないことがわかったとき、人の顔がパッと輝くでしょう? あの瞬間が好きで。教師にはなれませんでしたが、大人の方々に教える仕事をしたいと思いました。勉強したことだけじゃなく、自分自身も経験して、「真髄はこれだ」と伝えたい。そのためには自社を成功させないといけないと思っています。多くの方のお役に立てるように、大企業中心の業務形態から、中小企業向けのITサービスも始めました」

 

“なりたい”じゃなく“なる”と決意すること

最後に“繁栄の女神”になりたい女性へのメッセージを聞いた。

「私も目指しているところですが……ひとつ言えるのは、『繁栄の女神になる』と決意をすることですね。“なりたい”じゃなくて“なる”ね! 漠然と思っていても何も変わらないけれど、決意すると、そうなるための方法を考え始めます。情報を集めたり、スキルを高めたり、周りからも『そういえば、あの人があの仕事をしてる』と教えてもらったり、協力者が現れたり、進むべき道がありありと見えてくるんです。

それに、“なる”と決めて、準備を始めると、頭の中で描くイメージもはっきりしてきます。

“繁栄の女神”とは、そうやって夢が現実に近づいてくる中で、いつの間にかなれているものではないでしょうか。夢を夢のままで終わらせず、一緒に“繁栄の女神”になっていきましょうね!」

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記事DATA

東條保子 

東條経営科学研究所 代表取締役社長

1947年佐賀生まれ。東條経営科学研究所代表取締役社長。旧東京教育大学(現・筑波大学)卒業後、日本IBM株式会社にてプロジェクトマネージャーなどを歴任。98年に起業し、コンサルティングやITイノベーション、人材教育など幅広いサービスを展開している。

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