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夫のモラハラ(2014年6月号)

結婚4年目、2歳の娘を持つ専業主婦です。夫(34歳)とは務めていた会社で知り合い結婚。それを機に会社を辞めて家庭に入りました。彼は仕事もバリバリとこなし、人柄もいいと周囲から評判の“いい人”ですが、家に帰ってくると別人に……。ちょっとでも気にさわることがあると、「お前は俺に従っていればいいんだよ、無能なんだから」「死ね!」などと言い、掃除機をかければ「うるさい! 俺が疲れているのにわからないのか!」と怒鳴られ、かけなければかけないで「こんな埃っぽい中で子どもが病気になったらどうするんだ!」と怒られます。一事が万事、何をやっても結局は怒られ、なじられるため、主人の顔色を伺ってびくびくしながら暮らす毎日です。仕事のストレスでつらいんだなと、夫を理解しようともしましたが、やはり毎日のように言われると、精神的につらく死にたい気持ちになります。周囲にも相談をしましたが、夫は“いい人”のため、あまり理解されません。離婚も考えていますが、子どもがまだ幼いため、難しいとあきらめてしまいます。いったいどうしたら……。


自己イメージを高く持つこと

ご主人の二面性ゆえに周囲の理解も得られにくく、お辛いなか、本当によく耐えておられると思います。もしこれが普通の夫婦喧嘩なら、自分の至らなさを反省する、相手へ感謝の言葉を多くかける等のアドバイスをするところです。しかし、あなたの場合はモラル・ハラスメントと思われますので、違う考え方も必要と考えます。

モラハラでやっかいなのは、加害者側にいじめの自覚がなく、「自分は常に正しい。間違っているのは相手だ」とあくまでも相手を教育訓練しているつもりでいることです。一方、被害者の方は従順な性格であることも多く、「自分が悪いのだ」と精神的に追い詰められ、ウツ病になったり、最悪の場合、自殺まで考える人もいます。

まずは自己イメージを高く持ってください。あなたはダメな人間なんかではありません。あなたは素直でやさしい女性であり、その本質は素晴らしい光の子です。ご主人の言葉に洗脳されてはなりません。暴力的な言葉は、小川の水面に書くようなつもりで聞き流しましょう。

また、あなたのお父様や男兄弟等に、間に入ってもらってください。実家の家族、友人、あるいは専門機関など、第三者に相談するためには、暴言を記録しておくことも必要です。そうしたこの世的な努力をしつつ、さらにスピリチュアルな面からも考えてみましょう。

 

神様のお力を受ける

これは、霊的に見るなら悪霊問題だと思います。そうであるなら、やはり神様のお力を受け、信仰で戦ったほうがよいと思います。神様のご加護を祈りつつ、「どのように考えることが神様の御心に叶うのか」という「正しい心のあり方」を探究してみてください。

大川隆法先生の書籍群は、そのことがわかりやすく説かれていますので、それらをくり返し数多く読むことで、知恵が身に付くとともに、心が天上界の波動と親和性を持ち始めます。すると、徐々に邪悪な波動が近寄れなくなっていきます。

 

恐れずに自分の考えをしっかり述べよう

さらに、子どものころからの心の歴史を見つめていってください。両親との関係のなかで、たとえば親は何を善とし、何を悪としてあなたに躾けたのか。親から言われたことに対して、自分は本当はどう感じていたのか。あるいは嫌われたり悪く思われたくないという理由で、相手の言いなりになってこなかったか。「本当の自分」ではない自分を演じてこなかったか……等々です。

見方を変えれば、これは、あなたが変わるチャンスなのではないでしょうか。モラハラの被害者は真面目ではあっても、やられっぱなしだったり、あるいは依存心が強い人も多いそうす。もし自分がそのタイプなら、「私は変わる! 弱々しい人間にはならない!」と自分自身に宣言してください。相手から嫌われてもいいから正しいと思うことは主張する、という強さもときには必要です。

相手と正面から向き合うことを恐れず、どうか知恵と勇気をもって、幸福をその手に取り戻してください。

『幸福へのヒント』

『幸福へのヒント』

一家に一冊常備したい、家庭の幸福に関する質疑応答集。行間からは、著者である大川隆法先生の、一人ひとりの幸せを願う温かなまなざしが感じられます。心の支えとなる、人生の羅針盤です。

記事DATA

金澤由美子 Yumiko Kanazawa

幸福の科学 指導研修局長

幸福の科学 指導研修局長。1986年幸福の科学に入会。1989年入局し、支部・本部・精舎勤務を経て現職。その間、数多くの悩み相談を行う。本誌2014年3月号から2015年8月号まで読者からのお悩み相談ページを連載。