夫の借金問題

私は会社員の夫(46歳)と大学生のふたりの子ども、夫の両親と暮らす43歳の主婦です。つい先日、金融会社からの多額の借金(300万)の明細を見つけてしまい、夫婦げんかになりました。しかし夫は、「自分で返すから口出しするな」という始末。さらには結婚する前から、借金をくり返していたということも発覚。ずっと私に内緒で借金をしていたそうです。また、借金返済のため、私が節約に走ると、子どもたちや年老いた両親が「貧乏臭い」「ケチ」と責めてくるため、節約もままならない状況です。この先どうなるかと不安になり、お金を貯めることと使わないようにすることばかりを考えてしまいます。そして、「また借金を作っていたらどうしよう」と取り越し苦労をし、つい主人を心の中で責めてしまいます。この悩みから解放されたいです。どうしたらいいでしょうか。(43歳・女性・主婦・子ども2人)

 

借金の本当の理由は?

これは、家計を預かる主婦にとっては大問題ですね。ひとつ間違えれば、明日食べていけなくなるので、戦々恐々となるのもうなずけます。
ただ、単に「借金はダメ!」とけんかしても、逆効果になるだけだと思います。ここは冷静になってまず、ご主人の借金の原因をつきとめましょう。それは、お酒や遊びのため、というレベルの原因ではなく、もっと根本的な理由です。その原因を取り除けば、ご主人の借金グセは直るはずです。

 

満たされない心が借金という形で現れている?

ひょっとしたらご主人は、何か精神的に満たされないものがあるのかもしれません。劣等感といってもいいですが、その裏返しで、他人から認められたいとか、いい格好をしたいなどと思って、それでお金がいるのかもしれません。もしそうなら、妻であるあなたがご主人を受け止め、心から認めてあげることが、解決への道だと思います。ご主人の心が満たされれば、お金を使うことに頼らなくなるでしょう。
そのためには、ご主人の内面を理解することが必要です。どんな子ども時代を送ったか。どんなことに興味を持ち、どんなことで悩んで人生を送ってきたのか。彼のご両親にそれとなく聞いてみてもいいでしょう。
また一方で、あなたご自身も、ご主人への思いや態度をふり返ってみてください。借金グセを知らずに結婚したとのことですが、「騙された」という悔しい思いや不信感があるなら、その思いは努力して捨てましょう。なぜならその思いが、目に見えない裁きの矢となって、日々、ご主人に飛んでいっているからです。するとご主人も、「俺は借金したって、ちゃんと返せる力があるんだ!」と反発したくなるものです。
それ以外に、精神的貧乏性といいますか、「豊かさは悪だ」と思っているタイプの人もいます。もしご主人がこのタイプなら、「豊かさは決して罪ではない」と、富を肯定するマインドに変える必要があります。また実際は、そばにいるあなた自身も、将来への不安から、“豊かさマインド”がなくなっているように感じられます。そうであるならば、まずはあなた自身が、常々口グセのように「豊かさはいいこと」「私はどんどん豊かになる」と口に出していきましょう。
さらには「こういうことで、人々の役に立ちたい、人のために生きたい」と夢を抱くことも、心を豊かにするポイントです。

 

夫婦はスピリチュアルな縁で結ばれている

人間は、この世とあの世を転生輪廻しています。夫婦も、この世限りの関係ではありません。生まれてくる前に、「お互いに高め合い、支え合って、温かい家庭をつくろう」「夫婦で社会の役に立とう」と、しっかり約束をしてくるのです。そうした霊的人生観を持てば、今回のことも、互いの魂を磨くための、ひとつの砥石、ひとつの問題集だとわかります。
そもそも「いい人だな」と思って好きになり、結婚したわけですから、ご主人の魅力・長所を思い出し、それを大きく見ていきましょう。そのやさしいまなざしが、ご主人を温かく包んだとき、ご主人に変化が訪れるでしょう。

『人を愛し、人を生かし、人を許せ。』

『人を愛し、人を生かし、人を許せ。』

大川隆法著 / 幸福の科学出版
他人の心は自由にならないけれど、自分の心は100%変えられる――。「愛」、「思いの持続」、「経済と思いの関係」、「人間関係」など、豊かな人生を送るための珠玉の言葉が満載の一冊。

続きは本誌へ
記事DATA

金澤由美子 Yumiko Kanazawa

幸福の科学 指導研修局長

幸福の科学 指導研修局長。1986年幸福の科学に入会。1989年入局し、支部・本部・精舎勤務を経て現職。その間、数多くの悩み相談を行う。本誌2014年3月号から2015年8月号まで読者からのお悩み相談ページを連載。