シニア層が元気な国、日本 幸福実現党・釈量子党首 連載vol.2

70代女性の40%以上がスポーツクラブに所属! 日本のシニアが世界を救う!?

長寿社会においては、健康は「運まかせ」「その場しのぎ」ではいけないようです。10月発表の文部科学省「体力・運動能力調査」によると、地域のスポーツクラブ等に所属している成人は70代で40%、中でも70代前半の女性がいちばん多く44%もいるそうです。

そういえば、私の母も昭和15年生まれの73歳ですが、数年前、駅前にできた女性向けスポーツクラブに通うようになってから様子が変わってきました。以前は、電話のたびに「膝が痛い」などと愚痴を言っていたのに、昼ドラもそこそこに自転車でサっと行って、筋トレのマシンで30分ほど汗を流すという習慣ができてから、なんだか機嫌がよくなったのです。それどころか、人間、体力がつくと積極的になるのでしょうか、しばらくすると、地元の小平市で手打ちうどんと蕎麦の店を起業していました。

最近はテレビ番組やタウン誌にも取り上げられ、「お店を始めてから10kg痩せて膝が治ったの。好きなことをして、おいしいって言われて幸せいっぱいよ」などというコメントを読むと、サスペンスドラマばかり見ていた母とはまるで別人で、思い切って一歩を踏み出した母に“尊敬”の思いも湧いてきます。

安倍首相は来年4月からの消費増税を決断しましたが、「税と社会保障の一体改革」という以上、際限なく増税できる流れができたことになります。少子高齢化にともなって、医療費は国民所得を上回る伸びを示しています。また、対岸のアメリカでも、オバマケア(※)をめぐって大揺れで、財政問題に直面しています。

そんななか、日本のシニアの姿が世界の希望になるかもしれません。70代で半数近くがスポーツにいそしみ、「生涯現役」に励む姿は、社会保障や健康保険にはかえがたい、健康と生きがいの価値を再発見させてくれます。健康はそれ自体が天国的であり、日々利子を生む豊かさの源です。心も体も幸福な日本を実現するための、本当の意味でやさしい政策を考えていきたいものです。

※オバマケア・・・米民主党のオバマ政権が推進するアメリカの医療保険制度改革。国民に保険加入を義務付けるなどして、保険加入率を現在の83%から94%程度にまで高めることを目指す。ただし、9400億ドルという巨額の予算を必要とするため、共和党が反対。予算法案が議会を通過せず、この10月には政府機関が一部閉鎖に追い込まれた。
2013121
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釈量子 

幸福実現党党首

1969年11月10日、東京都小平市生まれ。國學院大學文学部史学科卒業後、大手家庭紙メーカー勤務を経て、1994年に宗教法人幸福の科学に入局。学生局長、青年局長、常務理事などを歴任。幸福実現党女性局長などを経て、2013年7月幸福実現党党首に就任。

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