消費増税だけじゃない!驚きの増税メニューとは 幸福実現党・釈量子党首 連載vol.1

消費税だけじゃなかった!私たちを「ゆでガエル」にする驚きの増税メニューとは?

「ゆでガエルのたとえ」という有名な話があります。「カエルは熱湯に飛び込むとその熱さにすぐに飛び出すが、温いお湯に浸かっていて次第に温度を上げていくと、飛び出すタイミングをつかめず、そのままゆであがってしまう」という話です。経営コンサルタントなどがセミナーでよく使う話なので、どこかで聞いたことのある人も多いと思います。

しかし私は、本物のゆでガエルを見たことがあります。栃木県の某温泉地で、日帰り温泉に行ったときのこと。大自然の解放的な露天風呂に足を入れ、二、三歩ざぶざぶ進んだところで、心臓が止まりそうになりました。白い腹を上に向けて、カエルが沈んでいるのです。温泉地でよく売っているゴム製のオモチャだろうと気を取り直し、肩までお湯に浸かったものの、あたりを見まわすと、あっちにもこっちにも、クロールのような格好をして息絶えたカエルが、岩風呂の淵に沿って点々と浮かんでいます。脱兎の如く逃げ出したことはいうまでもありません。仲居さんに尋ねると、「大雨が降ったので、隣の池と間違えてカエルが飛び込んでしまったんです」ということでした。

通常、このゆでガエルのたとえは「エセ科学的な作り話」とされています。しかし、“温泉ガエル”たちのリアルな末路は、問題の深刻さというものに思い至らせてくれます。というのも、私たちも今、それと同じような事態に直面しているからです。まず消費税の増税です。2020年東京オリンピックに向かって、公共事業や個人消費は増加し、景気は回復していくでしょう。しかし、来年8%、再来年10%へと消費税が上がれば消費は落ち込み、景気はふたたび悪化しかねません。さらに「厚生年金保険料の引き上げ」「復興臨時住民税の導入」など、負担増ラッシュが続きます。収入が500万円の世帯では、2016年の家計負担は2011年に比べて30万円以上も増え、1カ月分のお給料がまるまる吹っ飛ぶ計算です(※)。まさに、徐々に温度が上がって死に至る「ゆでガエル」のようではありませんか。

豊かな日本を実現するには、増税ではなく、経済成長によって税収アップを図らなくてはなりません。何も無理をして、「ゆでガエル」をつくる必要はないのです。

※年収500万円の4人家族(夫婦のいずれかが働き、小学生の子ども2人)について、民間シンクタンクが試算。子ども手当の児童手当への切り替え(2012年4月)や、住民税の年少扶養控除の廃止(2012年6月)なども合わせると、2016年の家計負担は、2011年に比べ年間30万円以上も増えることになる。なお、2015年1月からは富裕層への所得増税と、相続増税も決まっている。
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釈量子 

幸福実現党党首

1969年11月10日、東京都小平市生まれ。國學院大學文学部史学科卒業後、大手家庭紙メーカー勤務を経て、1994年に宗教法人幸福の科学に入局。学生局長、青年局長、常務理事などを歴任。幸福実現党女性局長などを経て、2013年7月幸福実現党党首に就任。

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