夫の昇進と息子の中学受験で悩んでます。

結婚13年目、小学5年生の息子と43歳の夫をもつ専業主婦です。じつは最近、同じ社宅に住むAさんのご主人が「部長」に昇進されました。もともと、私の夫とAさんのご主人は同期で、先日までふたりとも課長同士。これまでAさん家族とは、家族ぐるみでお付き合いをしてきたので、本当は「おめでとう」というべきなのですが、やはりそんな気持ちにはなれません。また最近、息子と同じ時期に塾に通い始めた同級生の子たちは、順調に成績を伸ばし、志望校も絞り込んで本格的な受験モードに入りはじめました。そんな状況に少し焦っています。「内助の功」で夫の昇進と息子の中学受験をうまく成功させるためには、私はこれからどのようにしたらいいでしょうか。(39歳・既婚・子ども1人・専業主婦)

 

嫉妬は自分自身を不幸にする

お悩みの核心は、ひと言でいえば「嫉妬心」でしょう。

社宅という狭い世界のなかでのお付き合いなので、余計に刺激されるのかもしれません。しかし、あなたの場合、内助の功を発揮したいのなら、そのカギは嫉妬心の克服にあると思います。

嫉妬しても誰も幸福にはなれません。嫉妬して自分が成功できるわけではないし、嫉妬されるほうも迷惑です。

不思議なもので、言葉に出さなくても、嫉妬の“メラメラ波動”は相手も敏感に感じ取ります。そして、嫌な気持ちがして、相手はあなたと距離を置こうとするものです。もし、嫉妬心が許されるとしたら、夫婦や恋人のあいだのかわいいヤキモチくらいです。

嫉妬の炎が燃えているとき、あなたは幸せですか? そうではないでしょう。心は波立ち、悔しくて苦しくて、夜も眠れないかもしれませんね。嫉妬の怖いところは、自分自身をも不幸にしてしまうところなのです。

 

嫉妬は「自分の理想像」を否定する行為

さらに問題なのは「嫉妬とは、実際には、自分の理想像を否定する行為なのだ」ということです。あなたがAさん夫妻に嫉妬するということは、裏を返せば「Aさん夫妻のようになりたい」ということ。ご主人に昇進してほしいし、息子さんにも、周りの友達のように順調に受験勉強が進んでほしいわけです。

しかし、嫉妬することによって、その理想像は破壊され、あなたがそれを実現することはないでしょう。

 

意志の力で「祝福の思い」に切り替えよう

今は感情のままに嫉妬の思いが出てしまい、気持ちが治まらない状態だと思います。しかし、本当は、意志の力によって、思いは切り替えることができます。自分の心は自分で百パーセントコントロールできるのです。まず、「嫉妬をやめよう!」と決意してください。

次に、人間は、同時にふたつのことは考えられないので、嫉妬をやめるためには、反対の思い、すなわち「祝福の思い」を出してください。「おめでとうなんて言えないわ。そんなの無理よ」とあなたは思うかもしれません。しかし、なぜAさんのところが発展したかを考えてみてください。それは、他人には見えない水面下の努力があったからです。その点をしっかりと評価してあげて、「努力が報われてよかったね」と祝福してこそ、Aさんを理想として近づいていこうと思えますし、あなたもご主人やお子さんを成功させてゆけます。

祝福の心は、「他の人の幸福を願う心」でもあります。祝福によって、Aさんもあなたに心を開き、内助の功のポイントを教えてくれることもあるでしょう。

いきなり口に出して祝福できないなら、まずは心のなかで祝福してみましょう。あるいは自分ひとりだけのときに、言葉に出して祝福してもよいのです。それによって、自分自身の気持ちがかなりよくなると思いますし、相手に対しても祝福の念波が通じていくでしょう。

そのように、Aさんに対する祝福の思いを出し、「他の人に嫉妬している暇があったら、自分が少しでも勉強し、自分を高める努力をしよう」と考えることが、あなたに発展をもたらしてくれるでしょう。

『ハウ・アバウト・ユー?<br />―幸せを呼ぶ愛のかたち』

『ハウ・アバウト・ユー?
―幸せを呼ぶ愛のかたち』

大川隆法著/幸福の科学出版
本書のテーマは「嫉妬とさわやかさの関係」。今回のお悩みには、とくにpart3をおすすめします。「他人への嫉妬が実は劣等感から出ている」など、眼から鱗が落ちるようなお話がいっぱいです。

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続きは本誌へ
記事DATA

金澤由美子 Yumiko Kanazawa

幸福の科学 指導研修局長

幸福の科学 指導研修局長。1986年幸福の科学に入会。1989年入局し、支部・本部・精舎勤務を経て現職。その間、数多くの悩み相談を行う。本誌2014年3月号から2015年8月号まで読者からのお悩み相談ページを連載。